2024.09.01
伊吹いりこについて
Dashi Kitchen ZENでつくる
水出しだしパック「阿波の国一夜だし🄬膳」では
伊吹いりこと鳴門産こんぶを使用しています。
🔵いりこ
関西以西では、主に「カタクチイワシ」の煮干しのことを「いりこ」と呼び、
中でも日本一と称されるのが、瀬戸内海に浮かぶ小島、伊吹島の「伊吹いりこ」です。
「伊吹島産いりこ」は、伊吹島の沖合で漁獲されたカタクチイワシを用い、
伊吹島で加工され、伊吹漁業協同組合が取り扱うものという基準があります。
大きさによって、「大羽(おおば)」「中羽(ちゅうば)」「小羽(こば)」「かえり」
と4つの種類に分けられます。
また、白口のカタクチイワシが上級とされますが、その中でも鱗のついた
俗称「銀つき」とよばれるごく一部は最上級品で、主に料亭などで使用されています。
一夜だし🄬膳では、主に雑味の少ないだしがとれる大羽または中羽を使っており、
「銀つき」が一部入っています。
🔵伊吹島産いりこが日本一と呼ばれる理由
イワシ(鰯)はその字のごとく、魚編に「弱い」と書くほど傷みやすい魚。
そのため鮮度が命です。
伊吹島周辺の豊かな漁場で漁獲されたカタクチイワシは、海水氷で満たされた高速運搬船で直ちに帰港し、海岸沿いに建つ伊吹いりこ加工工場へフィッシュポンプをい使って直送されます。
漁獲から30分以内に洗浄・選別までされたカタクチイワシは、すぐに煮沸ののち機械乾燥され、翌日には選別出荷が始まります。この鮮度を維持できる一貫体制が、上質な伊吹いりこのおいしさの秘密なのです。
🔵伊吹島の魅力
伊吹島は瀬戸内海の真ん中に位置し、カタクチイワシをはじめ鯛などの
漁業が盛んな島です。
その歴史は古く、平安時代から都との往来があったと記されています。
また、伊吹島は全国で唯一 平安鎌倉時代の古い日本語のアクセントが残る島として、
言語学者から注目されています。
伊吹島には「いりこ」がきっかけで訪れましたが、島のあちらこちらにその独特の
文化を感じる建物が残っています。
香川県観音寺港より伊吹島へ渡る船が出ています。
🔵阿波の国一夜だし🄬膳の使い方
新鮮な伊吹いりこを使用しているので
「阿波の国一夜だし🄬膳」では丸ごとイワシをだしパックにつめています。
水につけるだけの水出しだしパック
600㏄の水に1パック水につけて6時間。
(夏場は冷蔵庫で保管してください。2~3日持ちます。)
私は味のない白だしと呼んでいます。
お味噌汁はもちろん、和洋中のスープに、お料理に、卵焼きのだしに、お使いいただけます。