蒜山から世界へ④

114()、蒜山道場の2選手の予選が行われました。会場は、芦原会館総本部がある松山市の愛媛県武道館。

本来なら会場にて檄を飛ばしたい気持ちがありつつも、紅葉シーズンの三連休中日。お客様、スタッフのことを考え、営業を選択しました。

とはいえ、試合日を迎えると、気持ちが落ち着かず、応援に行っているメンバーから、リアルタイム速報をお願いしました。

お客様がたくさんお越しくださる中、私は鉄板と格闘しつつ、気持ちは試合会場に。

(もちろんきちんと調理しましたが)


14時過ぎ、最初の速報は、

「隼くん、一本勝ち!」

でした。

私はテンション爆上がりで、さらに焼きそばを焼く勢いが増しました。


その時から、頭の中には、私が決勝戦に行って応援しているイメージが浮かんでおりました。

選手の二人には言ってませんでしたが、二人が決勝に進出した際には、5()を臨時休業するとスタッフには伝えていたからです。

しかし、その後は二人の予選敗退の連絡が入りました。


仕事を終え、送られて来た試合動画を観ました。

美馬隼選手の初戦は、セルビアの選手に打撃で撃ち勝ち一勝。相手選手の関節が外れたのではないかと思うほど、素手・素足での闘いは壮絶でした。

次戦はデンマークの選手。スピード、パワーのある隼選手をしても、相手選手は、的確な攻撃、技のキレ、そして試合慣れは一枚上に見えました。ダメージの蓄積もあり、残念ながら予選敗退でした。

(その後、その選手は準優勝でした)


美馬秀和選手は、ルーマニアの選手と対戦。

美馬選手が闘うこの階級は、80kg以上の大男がひしめく階級。動画で見ても、相手選手は、頭ひとつ出て、一回り大きいのです。一発のローキックで、私が思い切り蹴ってもびくともしない美馬さんがグラつく姿に戦慄を覚えました。そんな選手に、美馬選手は怯むことなく闘い続けました。途中、相手の攻撃が喉入った為、中断。再開後、逆転の大技を繰り出すも、相手の総合力が上回り、残念ながら予選敗退でした。

(次戦はドクターストップで棄権)


私はその動画を何度も見返しました。

悔しさが込み上げつつも、世界に対して臆することなく闘う二人を、心底誇らしく思いました。

一方で、世界レベルの高さも痛感しました。

「ここは猛獣たちが来る場所だ」と。

しかし、蒜山の二人は、猫でもウサギでもありませんでした。

しっかり、猛獣でした。


となると、今のサポートメンバーのレベルでは、パワーや技術の対策不足を痛感しました。

幸い、蒜山道場には若手選手も育っています。今回、若手二人が現地で観ているので、きっと刺激を受けたことでしょう。彼らは、きっと蒜山道場のレベルを上げてくれるはずです。

最年長の私も、隠居してる場合じゃなく、もっと強くなる必要性が出てきました。

ご、51歳、こんなハズじゃなかったけど…、まだまだ燃えるぞ!!


あらためて、選手の二人は、本当にお疲れ様でした。見事な闘う姿勢、生き様をしっかりと魅せてもらいました。

まずは怪我をしっかり治してください。

そして、これからも共に挑み続けましょう!


「蒜山から世界へ」第一章はこれにて終了。

でも我々の挑戦は、はじまったばかりです。


(続く)


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