2023.04.05
1年で塾が潰れるその1番の理由
保護者向けのブログの中で1年目で倒産する塾長と危険性について書いたところ塾長先生から反響がありました。
一般向けのブログだったので今回は実際に塾長向けの話をしたいと思います。
1年目で倒産してしまう理由
塾をオープンして1年目に廃業してしまうのには大きく2つの理由があります。1つは「やり方が間違っている」ということ。もう1つは「圧倒的な投入量が少ない」ということです。
今回はその中で「やり方が間違っている」という話をしたいと思っています。塾オープンしたときはやる気満々です。希望に満ち溢れています。
そして、「少しのワクワク感」と「大きな不安」を抱えながら行動していきます。ですがそのやり方を間違えると1年後にはその塾を廃業しないといけないです。
では
「やり方が何が違うのか?」
と言うと大きく分けて2つです。それは
「時間とお金の使い方」
です。この配分が間違っているから塾が廃業してしまうわけです。
塾をオープンしたときは大手のように大きな予算があれば問題なくできますが、ほとんどの塾というのは限られた予算の中で勝負をしないといけません。
もっと言うと「少予算」でのスタートです。だから、できるだけお金は使わないようにするのです。
でも、お金を使わないといけないところで一気にお金を使わないといけない。そこがポイントなのです。
私がオープンしたばっかりの塾にアドバイスをしたかったのはその配分のことだったのでした。
塾をオープンしたときにブログに書かれている内容は常に内部の問題ばかりです。
「内装をきれいにしました」
「机を購入しました」
「観葉植物を購入しました」
「新しい機械を入れました」
そのことについて多分意識が入ってるからブログに書くのでしょうが、ほとんどがそれに対して「お金」と「時間」を使います。
もちろん、それもとっても大切な話です。ですが、それが活かされるのはある前提条件があります。
その前提条件がないとやってることがすべてムダになります。それは何かと言うとそれは「そこに生徒がいる」という前提条件です。
どんなに素晴らしい机も、どんなに素晴らしいシステムもそこに生徒がいないと使われることがないです。
そして、お金を使ってしまうと運営費がなくなってしまいます。運営費とは普段、塾の活動のための資金ですが、特に生徒を集めるための広告の費用です。
文系三科目の話
文系三科目で私立大学を受験します。科目は「英語」「国語」「日本史」です。この生徒は「英語」が苦手で、「日本史」が得意です。
それで、「日本史」が得意なので、「日本史」ばかりを勉強しています。点数も90点を超えています。
逆に、「英語」は苦手なので時間をあまり割いていません。この受験生に対してあなたはどんなアドバイスをするでしょうか?
当たり前ですが、
「受験で大切な科目の英語をもっとしなさい。英語に時間を割きなさい」
というのではないでしょうか?もっと「日本史をしなさい」なんて言うことはないと思います。
大切なことは、受験にとって重要な科目に力を入れて、時間を割くことなのです。実はこれも経営に似ています。
オープンしたての人が力を入れること
これを経営に置き換えてみると、当然ですが絶対にやらないといけないことというのは生徒集めなのです。
生徒を集めることに力を入れないといけません。「生徒を集める」と「内部のために時間」を使う割合は7対3。
まずは外に対して目を向けないといけないのです。集めて、集めて、集めないといけません。
ある規模まで達成するまでに生徒を集めないといけないのです。それに全力を尽くすことです。
そして、集めた時点でその配分を徐々に変えていきます。ある程度、集まってから内部に力を入れて逆転するようにします。
外部に対して3に対して内部は7です。そうやってしないといけないのです。が、最初から外部に対して3、内部に対して7とやっているからうまくいかないわけです。
どちらも「時間数」と「お金」の使い方は同じです。ですが使い方が違うので、結果が違ってくるわけです。
なぜやらないのか?
実際に「集客をしないといけない」ということはわかっています。だから、ポスティングをしたり、挨拶回りをしたりとかをしないといけません。
それはなぜやらないかって言うの2つの理由があります。
価値がわかっていないから
1つは「その価値がわかっていないから」そして。もう1つが「単純にそれが嫌だから」です。
価値がわかっていないというのは広告費にして毎月予算として、例えば3万あげるとかしていません。
予算として3万をあげたとしてもこの場合はチラシとして配ればなくなってしまいます。
が、物を買うと形として残るのでお金を使ったという実感が湧きます。が、広告費については実感が湧きません。
それに本当に集まるかどうかわからないので不安だからやらないと言うのです。
ですが、中身の良いチラシを配ることで、来ていない見込み客に「認知される」とか「信用される」と言うのよう目に見えない財産として残っていくのです。
それが後々に集客につながってきます。実際にWeb集客研究会のメンバーで今月4月に入った生徒は、昨年の11月に配ったチラシを見て入ってきました。
つまり、しっかりしたチラシを作ればずっと親は残してくれて、子どもがやりたくなったら電話してくれるのです。
単純に嫌なだから
私は校門配布をすると「それはあなただからできる」という人がいます。
先日も大阪の先生とやり取りをしたときにこんな話題が出てきました。
「校門配布は精神的プレッシャーがきついですね」
という話です。当たり前ですが、私も苦痛です。1人で行って保護者の中に入ってチラシを渡すと断れることもあります。
もっと言うと配った物が捨てられることもあります。だから「やらない」と。
そうすると生徒にこんなこと言うことができます。
「テストを受けると点数が悪いだから受けたくない」
と。「嫌だからやらない」というのは、生徒に向かって「嫌なことを強要することはできません」
私は思うのですが、自分自身がそれを乗り越えてやってるからこそ、生徒にも説得力が出て強く言えるのです。
自分は嫌なことを避けていて、生徒には嫌なことをさせるというのは変な話です。
もちろん、楽しいことだけでもやっていけるとことはあるかも知れません。が、結果を求めたかったらやるべきことはやらないといけないのです。
そして、それを塾長自身が見本を見せないといけないわけです。口ではなく、それを態度で示さないといけないのです。
誰のためにチラシをまいているのか?
また、
「そんなに必死に生徒を集めて生活の困っているの?」
「そんなにやって生徒集めに困っているの?」
と思われるかも知れません。1つ聞きたいのですが、もし集客するのは何のためでしょうか?
なぜ、こんなに「集客、集客」という声高に叫んでいるのでしょうか?その目的はたった1つです。
それは「救うため」です。「救うため」と言うと「自分の塾を救うため?」と思うかも知れません。違います。
私がブログを書いたり、情報を流したりしているのと同じで理由です。それは
「まだ入会していない子どもの人生を救うため」
にやっているのです。もし、塾長のあなたが真剣に子どもの人生を考え、真剣にその子のためを思って指導しているのであれば、それを「広めるべき」だと思います。
まだ、あなたが知れらていない生徒はたくさんいます。そして、その生徒は「成績に」「自分が否定された人生に」苦しんでいるかも知れません。
でもあなたが指導することによって、その子の人生が救われるのです。そうなのです。
「まだ、見ない子どもの人生を救うためにやっている」
のです。実は私がその経験をしているからです。
私も人生を救われた1人です
私が集客に苦しんでいたとき、インターネットで北海道の「T氏」と出会いました。
塾をオープンしたときは生徒が集まらなくて不安しかありませんでした。不安。不安。不安。そんな毎日でした。
教室で生徒が誰もいなくなった夢を見て、冷や汗をびっしょりかいて夜中の2時に起きたこともあります。
また、生徒が辞めるたびに落ち込んで、近くの焼き鳥「大吉」で飲んで、塾の駐車場の車中で寝たことも何度もありました。
本当に「不安」しかありませんでした。「できるよ」と口では強がりを言ってもその方法がわからなかったのです。
ですが、T氏と出会ったことによって、今まで苦しんでいた集客を解決するきっかけができました。そのあと、ドンドン勉強して自分の人生が変わっていきました。
また、最初に購入したテープは30回以上来ています。また、いろいろな人の音声を聴いています。それによって、私の行く方向が変わったのです。
さらに集客の方法がわかったとたん、朝起きるのがワクワクするように変わったのです。
「今日はこれをやってみよう」
「今日はこれもやってみよう」
「今日はこんなこともしてみよう」
と。だから、
「あなたに出会うことで、子どもの人生を1mmずらすことができます。それはたった1mmかも知れません。ですが、その子の人生が1mmずれたことによってその子のその後の人生が大きく変わる」
のです。良い物を広めましょう。徹底して広めましょう。それは決して自分のためではなく、
「まだ見ぬ子の人生を救うことになるのだから」