2023.03.23
57才男 塾長 コンビニでエロ本を買う
ピッ。
ピッ。
ビッ。
「袋はいりますか?」
「は、はい」
「1705円になります」
「はい」
「ありがとうございました」
冒頭の話は今日の朝カツでの話。週4日2時間ずっとやっている朝の勉強会でのコピーライティングについての例え話。
サイトやランディングページに載せる文章は見込み客の心に突き刺さるものでないと集客したり、モノを売ったり出来ません。
そのときに必要なのはライティング力。そして、そのライティング力で一番大切なことは見込み客やお客さんへのヒアリングです。
それも表面的なものではなく、見込み客の本音の部分をどれだけ引き出せるヒアリングができるかがポイントです。
それによってコピーの質も変わってきます。いえ、集客力も2倍、3倍と変わることもあります。つまり、売上も2倍、3倍も変わるのです。
コンビニでエロ本を買う
レジの担当は若くてかわいい女の子。コンビニで若い男性がエロ本を買うときに、何をするのか?
そのときエロ本だけでなく、スポーツ雑誌(買いたくない)とファッショ雑誌(買いたくない)、そしてエロ本(買いたい)の3冊を買います。
そして、丁度こんなイメージです。
スポーツ雑誌
エロ本
ファッショ雑誌
そして、レジに持っていきます。理由は恥ずかしいから。
つまり、表面はスポーツ雑誌とファッション雑誌ではさんで、本当の本は見えないようにしています。
これはヒアリングするときにもよくあることです。口から出る言葉ではきれいごと。
でも本音は別のところにあります。だから、その本音をいかに引き出すのかヒアリングのポイントになります。
退塾した本当の理由
「成績はどれくらいを目指していますか?」
「先生、うちの子は普通でいいんです。普通で」
これは塾をオープンした初期の頃に面談したときにお母さんの面談であった話です。
お母さんの希望は「成績は普通でいい」というもの。
そして、1年後。退塾することに。
「退塾する理由は何でしょうか?」
「成績が普通だったから」
これは本当にあった話です。今はこんなことはないですが、最初の頃はお母さんの言葉を鵜呑みにしていました。
でも、お母さんは「少しでも偏差値の上に行ってほしい」というのが本音なのです。
実際に退塾までの面談でも、「近所の××ちゃん、塾に行っていなくて、成績上位なんですって」という話もありました。
その時点で気づくべきだったんですね。お母さんの本音を。
「子どものために」という言葉の裏の本音
実際に「子どもの行けるところ」と言っていたお母さんが正月をはさんで急に偏差値の高いところの学校を希望するときがあります。
その理由は「子どもの可能性を伸ばしたい」とか「もっと能力があるのにこれだと子どものためにならない」とか「子どものため」を前面に押し出してきます。
ですが、その本音は正月に親戚が集まったときに、同じ年代の子持つお母さんから「えっ、そんな低いところに行くの?」と言われた一言。
その親戚を見返したい・・・という気持ちです。このお母さんを責めるわけではなく、それが人間の本音の部分です。
そして、ライティングをするときはその本音をつつかないと反応が取れないのです。
本音のヒアリングしていますか?
ライティングは創造して書くのではなく、ヒアリングして、その言葉を拾い上げてくっつけるのがその仕事です。
まずは、サイトで反応がない場合は見込客やお客さんへのヒアリングです。