お食い初めのお話し。

長野県飯田市下伊那郡の贈りもののハリカです。

今日のお話は「お食い初め」です。

赤ちゃんが生まれるとさまざまなお祝い事があります。

お七夜、お宮参り、お食い初め…初節句に、ハーフバースデーなんてオシャレな記念日も。
今日はその中のひとつ「お食い初め」について。

まずは「お食い初め」ってどんな儀式?というところからですが、
時期としてはだいたい生まれてから100日くらいを目安にされると良いでしょう。

実はお食い初めの呼び方は、

「真魚(まな)始め」とか
「食べ初め」
「箸初め」
「歯がため」
様々です。

100日前後に祝うことから「百日(ももか)の祝い」と呼ぶ地域もあるそうです。

では、なぜ、お食い初めをするのか?
まだ歯も生えそろっていない赤ちゃんにお膳を出してご飯やお吸い物を食べる真似をすることに、いったいなんの意味があるのでしょうか?

そこには、古くは平安時代から受け継がれてきた、大切な子どもへの親御さんの想いが込められているのです。
「一生涯、この子が食べることに困りませんように」
親なら誰もが我が子に願う想いですね。

お食い初めの日には、親族内でいちばんのご長寿でいらっしゃるおじいちゃん、おばあちゃんが、赤ちゃんを抱っこして食べる真似をさせます。
祝いのお膳は地域や家庭によってもさまざま異なりますが、お赤飯に鯛などの尾頭付きの焼魚というのが定番メニューのようです。

赤ちゃんにとって毎日が一生に一度きりの記念日。
家族みんなそろってお祝いしてあげたいものです。

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