2025.06.10
えん農園の取り組み、石川の考え方、自然目線
自然栽培えん農園は2025年時点で約60年継続してきた完全無農薬の自然農園です。
石川が引き継いでから、福岡正信著「自然農法わら一本の革命」の哲学、考え方、取り組み方に基づき自然農法よりの自然栽培にて継続してきました。
「自然農法わら一本の革命」の一節。
『結局、自然農法の果樹園は、ブドウの蔓がからんだアカシア(肥料木)がニョキニョキ立ち、果樹の下には緑肥や雑草の中に野草化栽培の野菜が茂り、鶏が遊ぶというような、まったく立体的な農園になるわけです。』
↑これで何が起こるのか?
人間が何もしなくても土は耕され、虫、微生物、植物、動物などの命が循環することで、それがまたミカンの糧になる。落果したミカンはまた虫、微生物、植物、動物などの糧となり、それがまた循環することでミカンになり命が繰り返される。
人間が自然を分かった気になって「あーしたほうがいい」「こーしたほうがいい」とすること自体が無駄なんだと。そんな浅く表面的なことは自然がすべてやってきたことです。人間が自然を分かった気になるということがとても愚かなんですよ。
えん農園は「人間都合」を出来るだけ排除し「自然はどうしたいのか」というような出来限り自然目線で農業をしています。農園内で食物連鎖がおこるようにイメージして、自然の手助けを少しさせていただく。そんな考え方で取り組んでいます。見ているところが違うというわけですね。
ありとあらゆる社会問題の解決策が自然にある、つまり既に答えがあります。自然が教えてくれるんですよ。
人間が「あーでもない」「こーでもない」と無駄で滑稽な茶番劇をしているだけのこと。自然をみればいい。
僕は常々そう考えていて、出来るだけの「実行」しています。
だから自称福岡正信の弟子と名乗っています。
ま、こういうことを考えている時点で僕自身がエゴイストだという証明でもありますね^^