2025.03.06

開業届を出すメリット

開業届を出すメリット




元看護師で、自宅の一室を使ってアロマトリートメントサロンを開業する決意をしたヨウちゃん。

いよいよ具体的に行動を始めることになりました。


ヨウちゃん: のんちゃん先生!何から始めればいいですか?

のんちゃん: 自宅サロンを始めるなら、まずは税務署に「開業届」を出すことからスタートしましょう!

ヨウちゃん: え〜!税務署ってなんだか怖いイメージです…。



のんちゃん: わかるわ!私も最初はそう思っていたの。でも、自営業で収入を得るなら、

       日本のルールでは個人事業主になるか、法人を設立する必要があるのよ。

ヨウちゃん: そうなんですね!利益が出てから開業届を出せばいいと思っていました!


のんちゃん: そう思いがちよね。でも、利益が出ていなくても、

                 個人事業主になることで確定申告の際にメリットがあるのよ。


ヨウちゃん: えっ!どんなメリットがあるんですか?

のんちゃん: 例えば、アロマセラピーの勉強に10数万円かけたって言ってたわよね?

ヨウちゃん: はい、そうなんです! 


のんちゃん: その費用は、開業前なら「開業資金」、開業後なら「研修費」として経費にできるの。

ヨウちゃん: えっ!どういうことですか?


のんちゃん: 看護師として働いていた時は、研修や勉強にかかる費用は病院が負担していたわよね。

                 でも、自分で事業を始める場合は、経費の管理も自分で行う必要があるのよ。


ヨウちゃん: なるほど…!でも、正直ピンときません(^◇^;)

のんちゃん: 今までは「消費者」としてお金を支払っていたけれど、

                 これからは「経営者」として先行投資の感覚を持つことが大切なの。


ヨウちゃん: じゃあ、今まで支払ってきたものが経費になる場合があるってことですか?



のんちゃん: そうよ。例えば、京都の勉強会に参加した時の航空券代や宿泊費も「旅費交通費」として計上できるの。

ヨウちゃん: え〜!お金が減ることばかり考えていました!


のんちゃん: 情報を仕入れるための出費は、将来の利益を生み出すための先行投資。

                 きちんと経費を計上して、その以上の利益を生み出す行動をすればいいのよ。


ヨウちゃん: そんな発想はなかったです!

のんちゃん: 会社員や主婦だったら知らなくて当然よ。

                 私も公務員から起業した時は、何も知らずに間違いだらけの確定申告をして、

                 国民健康保険料を毎月数万円払う羽目になったり、怪しい人に騙されたり…たくさん失敗して学んできたの。

                 だからこそ、ヨウちゃんたちには同じ失敗をしてほしくないの。

                 少しおせっかいかもしれないけど、伝えていきたいのよ。


ヨウちゃん: わかりました!私も開業します! 


のんちゃん: 素晴らしい!では、税務署に行って開業届の用紙をもらうか、国税庁のHPからダウンロードしてみてね。

ヨウちゃん: 早速行ってきます! 


続く。

一覧 元看護師ヨウちゃんが自宅サロン開業を決断するまで(実話)