大阪市鶴見区でスレート屋根の塗装をさせていただきました!

大阪市鶴見区で戸建て住宅2棟の外壁、屋根塗装を同時に施工させていただきました。

今回はその中で、スレート屋根の塗装をスーパーシャネツサーモF(遮熱フッ素)で塗装させていただいた項目を掲載させていただきたいと思います。



施工前の屋根


外壁塗装の際に足場が必要ですので、足場を組んだ時にスレート屋根の塗装も同時にされるケースが多いです!

築年数が10年以上経っている場合は写真のように表面にカビ、苔、汚れが付着しています。


塗装屋さん3社にお見積もりを取ると、項目に入れてくる使用する塗料も異なると思いますが、近年で最も多いのはラジカル制御だと思います。

ラジカル制御シリコンは通常のシリコンに比べて紫外線に強いという事ですが、実際の所はシリコンと比較して1年~2年長持ちするという感じですので、これまではよく使用してきましたが、ここ半年は遮熱フッ素をお勧めさせていただいております。



スレート屋根は外壁材の窯業サイディングと同様で、コスパが良いので戸建て住宅では最も多く使用されていますが、デメリットとしては熱を蓄積する素材ですので、ヒートブリッジ現象により屋根材を止めている釘が熱を持ち、写真のようにスレート屋根が割れているのをよく見かけます。


このように割れるので塗装は意味がないと言われていますが、このヒートブリッジ現象に対応した塗料が遮熱塗料です。

遮熱塗装をする事により表面の温度を下げる事が出来ますので熱の蓄積も抑え、室内の温度も下げる事が出来ますので、同じ塗装をするなら、遮熱塗装がお勧めです!




スーパーシャネツサーモF(アステックペイント)


弊社ではスレート屋根の塗装には、この屋根専用の遮熱塗料をお勧めさせていただいてます。


シリコンとフッ素の2種類がありますが、シリコンは耐用年数が13年前後、フッ素は18年前後ですので、次の塗り替え周期を状況に応じて考えて、どちらにするか?選択していただいてます。


ごく一般によく使われているのはシリコン、ラジカル制御シリコンで、昔からするとかなりクオリティが高くなっていますので、10年周期で塗り替えのサイクルをお考えの場合はコスパが良いですのでお勧めさせていただいておりましたが、近年は遮熱機能の有る塗料をお勧めさせていただいてます。


その理由はどの塗料を使用しても塗る手間賃は変わらないですので、高くなるのは塗料の費用となりますが、塗料だけを考えると水性シリコンに比べて遮熱シリコンは1缶の価格は倍ほど、フッ素だと4倍ほどになりますので高いというイメージがありましたが、戸建て住宅のスレート屋根の塗装で使用する缶数ってシーラーが1缶~2缶、上塗りで1缶~3缶程度ですので、1㎡で計算すると水性シリコンに比べて250円~450円高くなりますが、例えば一般の戸建て住宅で多い65㎡~80㎡程度を遮熱フッ素で塗装した場合、費用はシリコンよりも29,250円~36,000円程度ですので、コスパを考えると断然、遮熱フッ素の方が良いと思います。




施工前のスレート屋根


築年数が15年以上経っていると表面は水はけが良くないですので、カビや苔などが付着しています。




塗装する事により表面を塗膜が保護する効果がありますので撥水性があり、カビや苔などの発生を抑える事が出来ます。




① 高圧水洗浄

塗装する前に表面に付着しているカビ、苔、汚れを高圧水洗浄で除去し、塗料の密着性を良くする素地にします。





② 縁切り処理(タスペーサー01挿入)


初めての塗り替えの場合は、屋根材の重なる部分に塗料の塗膜が埋まらないようにタスペーサーで屋根材を浮かせます。

この部分を塗膜の厚みで埋めてしまうと、内側の湿気で生じた水が抜ける事が出来なくなりますので、最悪の場合は雨漏りするという事例も多々有ります。

2回目以降の塗り替えになると、前回の塗装の時に縁切り処理をしないでそのまま塗装している場合が多いですので、カッターナイフや工具などで塗膜で埋まっている部分を浮かせるようにしながらタスペーサーを挿入するという事になりますので、初めての塗り替えよりも手間が掛かります。


この工程はスレート屋根の塗装では必要不可欠となりますので、お見積もりの際にこの項目が入っていなければ、かなり怪しいと思っていただいた方が良いと思います。





下塗り サーモテックシーラー(アステックペイント)を塗布


サーモテックシーラーは遮熱専用の下塗り材です。
赤外線を反射し、遮熱上塗り材との併用により遮熱効果をアップさせる万能なシーラーで、仕上がれば隠れるというこの工程が大切で、ここに拘りを持って施工をしています。





シーラー塗布完了


タスペーサー01をスレート屋根の重なる部分に挿入して浮かしていますので、塗膜で埋まる事はないですし、ここにはプロとしての拘りを持って塗っていただきたい項目です。


中塗り塗布


中塗り、上塗りはスーパーシャネツサーモFを塗布します。

塗料は高価な遮熱フッ素ですので、もうこの作業は真面目に塗り重ねるという事だけです。



上塗り塗布


1回目は全体に馴染ませて、2回目で食い付かせて仕上げるという個人的な主張になりますが、もう下地からしっかりと素地を形成していますので、とにかく真心こめて丁寧に塗るだけです。


仕上がって綺麗だけではなく、お客様がせっかく高価な塗料を選択して長持ちさせるという事を望んでいる訳ですから、我々はそこにプロ意識を持って技術を提供したいと思います。



完成しました!


屋根は日頃は目立つ部分ではないですが、お家では常に太陽光を浴びて雨ざらしの過酷な状況に耐久する大切な部分です。

内装は私生活において常に目が向く部分ですのでそこを気にされる事は多いですが、残念ながら外装は雨漏りしたなどの原因があってご連絡をいただくというのが大半です。

外装は8年~10年に1度で良いですので定期的に点検、メンテナンスを行う事で、大切なお家を長期間維持する事が可能になり、資産価値をまもりますので、意識を持っていただける人が一人でも多くなればとても喜ばしいと思います。
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