症例 〜側湾症〜

「側湾症」よく耳にする症例ですが、実際どのような物なのかよく分かっていない事が多いと思いますので、簡単に説明していきます。


脊柱を正面から見た場合に、左右に曲がっている状態を「脊柱側弯症」といいます。

側弯症の程度にも軽度から重度のものまであり、実際に当院にも側弯症の患者様がいらしております。
種類もあり原因不明の特発性側弯症や日常の不良姿勢からくる側弯症もあります。


先天的なものは治療は難しいですが後天的に歪んでしまった側弯症の治療は可能です。


まず、簡単なテストをしてみましょう。

・つま先と踵の位置を合わせた状態で前屈位をとり、右か左のどちらかの盛り上がりが見られれば陽性となります。(図の前屈検査になります)



一度自分の背中を誰かに見てもらいましょう。お子様だけでなくお父さん、お母さんもチェックしてみてください。
側弯症になっても自覚がないことの方が多く、痛みと感じるまでには相当な時間を要するのが、側湾症の怖いところです。


~症状~

集中力の低下、筋肉痛、関節痛、免疫力の低下、肩コリ、腰痛、スポーツパフォーマンスの低下などが挙げられます。


最近、後天的に側弯症になられている方が増えているのも、便利になった時代背景も影響していると思います。
パソコンによる長時間の座位姿勢、スマホ、ゲーム、運動不足による筋肉の弱化、車社会などなど。特に子供は体が未発達ですので、側弯症になりやすい傾向にある為、注意が必要ですね。


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