2022.09.12
麻酔手術を世界で初めて成功させたのは、日本人だった?
こんにちは。
(一社)日本アロマ蒸留協会
代表 河内です。
先日のブログでは、江戸の女性を虜にした芳香蒸留水についてお届けしました。
この芳香蒸留水(ローズウォーター)を
当時、驚く使い方をされていた方が いらっしゃいます。
その名も、華岡青州さん。
(画像はお借りしています)
彼は 江戸時代に世界で初めて
乳がんの手術を行った外科医として
知られています。
世界初 乳がん手術!!
それだけでも驚きですが・・・
彼の麻酔技術の過程でローズウォーターを使っていたと言われています。
すごすぎますね。
傷の消毒や 口腔の処置に、ローズ水を使用していたそうですが麻酔薬としても使用したとは驚きですね。
しかも・・・
彼の元で医術を学んだ門下生は、蘭引きを模範し樽を用いて蒸留器を作成しローズ水を蒸留によって
得ていたのですよ。
ローズウォーターの香り成分 ゲラニオールはフェノール類の
約7倍の殺菌力と言われています。
ローズウォーターのパワーすばらしいですね。
日本アロマ蒸留協会でも この素材を蒸留するという技術を、キッチン蒸留と呼び、
ご家庭で素材を蒸留することを推奨しています。
自宅のお鍋等で
組み合わせて蒸留するやり方やコツもホームケアアドバイザーコースでは
紹介していますが、
素材さえ 気を付ければ
簡単に蒸留できてしまいますね。
しかもこの「蒸留手法」を知っていると
万一 きれいなお水が、手に入らない時に水を蒸留するためだけに使うこともできるわけですから
今のご時世
一家に一台、蒸留機は
あってもいいのではと思っています。
ただし飲用されたい場合、蒸留においては 熱源を使いますから
余計な成分がでてこない素材のものを使いましょうね、
基本的に
アルミや銅、質のよろしくないステンレスなどはおすすめできません。
(微量なら問題なくても
日々使っていけばトラブルの要因になります)
化学変化がおこるので 香りの面では良いということもありますが
そのあたりはまた改めてご紹介しますね。
さて 長くなってしまったので 江戸時代、
蘭引きを使って作られたいばらの花の芳香蒸留水がどのように活用されていたか
次回のブログではお伝えします。
お楽しみに♡