Asai Farm&Molln(浅井ファーム&もるん)

孫の好きな葡萄
​義両親は3,4種類の葡萄を作っていました。
これがとっても甘くておいしい葡萄で、種なしで大きな粒が自慢でした。

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御津に引っ越してきた最初の年、義母と夫が葡萄の消毒をしている様子を見ました。くちばしのようなマスクをして雨合羽を来て、終わったらすぐにお風呂でシャワーを浴びていました。何事なんだろうか。何となく不思議に思っていたマスクは、コロナ禍で知った医療用のサージカルマスクと同じでした。
 翌年2月、義母は脳幹出血で倒れました。半身不随になり、家には1度だけ数時間戻っただけで、入院と施設入所の繰り返しでした。
 この年の葡萄は、近所のおばちゃんたちが、8月ごろまで世話をしてくれました。袋がたくさんかかり、出荷を待つだけになりましたが、私たち夫婦には販売方法などが分からない為、途方に暮れました。なかなか売れませんでした。従って夫と「葡萄は切って、今年でおしまいにしよう。」という話になっていました。
その頃、遊びに来た長男の4歳の息子が、「ばあば、ぼくがいちばんすきなくだもの、しっているでしょ。」と言いました。
​​「知らない。」とは言えず困っていたら、お嫁さんが、「ピオーネです。」と教えてくれました。
思わず、顔がほころびました。その晩、夫と相談し、葡萄作りは続けなければならないと思いが一致しました。
​ 作るぞ!と思ったけれど、私は、葡萄の育て方などについて何も知らないことだらけでした。
 葡萄の小さな赤ちゃんの房をコップの中のジベレリンの液にジャボンと漬けます。この作業を2回します。ジベレリンとは、植物由来のホルモン剤です。1回目は種をなくす為、2回目は大きな粒にする為に使います。
 おいしいって食べていた葡萄はこうやって種がなくなっていたんだ。まん丸プリプリの粒はこう作られていたんだ。と初めて知ります。
ここでまたもや発動します。「私は嫌だね!」
 夫に農薬、化学肥料、ジベレリンは使わないで欲しいと訴えます。
 答えはいつも一緒で、夫は「使わずに、どうやって農業ができると思っとんじゃあ!」の一点張りです。
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06 お客様の声
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「農薬を使わないなんて無理。」そう信じていた私たちが、お客様からいただいた一言をきっかけに農業への考え方を見つめ直しました。安心して食べられる作物を求める声が、私たちの歩む道を大きく変えていきます。