おきなわ漆屋@NPO法人アートリンク

cocorabi

​cocorabiさんのアクセサリーは、とても精巧で素晴らしい伝統工芸の技をふんだんに使用しています。
​完成度が高く、このお値段では普通とても手に入らないレベルの作品です。
​特に螺鈿のピアスは色合いが連続して綺麗に出るよう、極細に切った薄貝を微妙にずらして貼り合わせています。
​使用している貝も、夜光貝、白蝶貝、鮑など様々で、贅沢な仕上がりになっています。
​ネックレスは螺鈿、蒔絵、卵殻、様々な技法を一覧できるような模様でオニキスも施されています。
​時とともにさらに価値の上がるアクセサリーだと言えます。
​最近沖縄から山形に引っ越しをされました。お教室も開催しているようなのでお近くの方は是非覗いてみてはいかがでしょうか。
■COCORABIプロフィール
東京芸術大学にて漆芸を学ぶ
日本伝統工芸展 日本伝統漆芸展 河北工芸展(受賞)山形県展(受賞)
人間国宝 田口善国一門会 人間国宝 増村益城一門会などに出品
東京国立博物館 漆工修理室にて漆芸の文化財修理に従事
東北芸術工科大学にて保存修復科 非常勤講師(〜2010)
2012 沖縄に移住
2016 琉球の雅展 OIST
2017よりアクセサリーを手掛ける 
2018 マンゴーカフェ木の葉
2019 日本橋三越 ギャラリーはらいそ マンゴーカフェ木の葉
2020 日本橋三越
2018〜沖縄市プラザハウスに常設

cocorabiインスタグラム
■ペンダントヘッドの材料と技法の紹介
・夜光貝:(青貝)蒔絵では主に夜光貝と鮑貝を使います。
・白蝶貝:青貝に比べて透明感のある貝で、裏に金箔を貼っているものと銀箔を貼っているのがあります。合わさって美しく光ります。
・蒔絵純金平目粉を蒔いています。
・卵殻:漆芸では白を表現する時に使う技法です。うずらの卵の斑を取り除き、真っ白な物を選んで貼ります。

■漆の世界では貝を使った技法を螺鈿といいます。
螺鈿の技術は遥か奈良時代に唐から入ってきました。
正倉院の螺鈿紫檀五弦琵琶はご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
現在蒔絵で使われている螺鈿の技法の多くは薄貝というものですが、薄貝の技術は鎌倉時代からみられる技法です。
桃山時代になりヨーロッパとの交易が始まると、依頼を受けキリスト教関連の漆工品(写真)を輸出するようになりますが、私は学生時代から南蛮漆芸と呼ばれるそれらの意匠が大好きでした。
長い歴史をもつ漆の世界にいられることを誇りに思いながら日々仕事をしています。