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革は食肉の副産物

こんにちは。
鹿の皮工房の河野惠子です。

環境問題への関心が高まり、サステナブルな素材や製品、サービスが注目されている昨今です。食肉の副産物である皮革、その革を活用した革製品もまたサステナブルといえますが、「革製品は動物の命を奪ってつくられている」といった誤解を招く表現を見かけることがしばしばあります。

皮革・革製品に対する認識のずれとしては、皮革・革製品のために動物の命を奪っている、皮革・革製品の使用をやめればアニマルライフ・アニマルウェルフェアに貢献できる、皮革・革製品の使用は森林破壊に結びついている、ヴィーガンレザーなどの代替素材と比べ環境負荷が高い、といった例が挙げられていますが、これらの誤解を次のように解きます。

「ポイントは、革が食肉の副産物であることです。人が動物から命をいただいてお肉を食べ続ける限り、皮は出続けます。人類は古来より食肉の副産物である皮を利用し、アップサイクル素材として使ってきました。このように考えると、革製品の使用が動物愛護や森林破壊と直接関係していないことかわかります。」

もし皮革・革製品の使用をやめると、例えば現在革製品になっている牛の皮は、一年間に日本で約100万頭分、世界で約1億6500万頭分にのぼります。その革の廃棄・焼却ををする場合、相当分のCO2が排出されることになります。「つまり、革製品の使用は脱炭素にも貢献しているといえます。」

レザーソムリエニュースより抜粋して

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