mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
キッチン蒸留®︎におすすめハーブ"ベスト10" 第10位は「フェンネルシード」
こんにちは!
日本アロマ蒸留協会 河内です。
前回のメルマガでは、 芳香植物、
つまりハーブとはどのような植物のことを言うのか、
私たち人間にとってどんな恵みをもたらしてくれるのかなどを
お伝えしました。
人類誕生から、衣食住の全てにわたって
私たち人間がその恩恵を受けている植物。
香り豊かで、暮らしに役立つ様々な効果効能を持っている植物が
ハーブ🌿です。
ハーブ🌿は、日本アロマ蒸留協会が推奨するキッチン蒸留®︎でも
その威力を発揮します。
今回からは、 「キッチン蒸留®︎におすすめハーブベスト10」
を使い方とともにカウントダウン形式で紹介していきますね、
スパイス、ハーブは、 その様々な効能もさることながら、
料理に食材以外の香りをつけて風味を増し、
食欲をそそる甘みや辛味をプラスしたり、
食材の臭みを取る働きも持っています。
キッチン蒸留においては
蒸留した素材を全て「アップサイクル」して頂いていくのが
基本ですので
様々な素材をキッチン蒸留®︎してきた中で、
蒸留した3つのATRを
●料理に取り入れやすいということ
●アレンジしやすいということ
●比較的手に入りやすいハーブということを
加味して選んだ ベスト10になります。
第10位は 「フェンネルシード」
フェンネルはセリ科の植物で、
和名を茴香(ウイキョウ)と言います。
腐りかけた魚などにまぶしておくと香りが回復して
食べられるようになった とのことからついた名前です。
葉っぱをフェンネル、
果実(種子のようです)の部分をフェンネルシード、
鱗茎をフェンネルバルブと呼び分けます。
イタリア料理をはじめ、肉や魚の煮込み料理、
カレーの原料など
料理分野に不可欠な香草として用いられていますので
あ!この香りね〜 と、
香りを嗅ぐと知ってるという方が多いハーブ🌿です。
ハーブティーではフェンネルシードを使います。
少量でもしっかり香るので、
ほんのひとつまみ加えるだけで十分存在感を発揮しますよ。
料理分野では、フェンネルシードはもちろん、
若い葉っぱを野菜としてや香辛料としても用いますが 、
キッチン蒸留®︎では、フェンネルシードを蒸留します。
(手に入りやすいです)
蒸留中は甘くてスパイシーな香りがひろがり、
その香りを嗅ぐだけで腸が動き始めるような
そんな感覚に見舞われます。
魚介や玉ねぎの臭みを抑えて甘さを引き出す効果があるので、
例えばフェンネルのATRストックに魚介を漬け込んだり、
玉ねぎを水にさらす時にフェンネルATRストックを少量混ぜたりして
使うとよいですね。
また、フェンネルの独特で甘くてスパイシーな風味は
さつまいもやかぼちゃなどの甘さを引き立ててくれます。
蒸かし芋やサツマイモのポタージュスープなどを食べる直前に、
ATRウォーターをかけるのもおすすめです。
フェンネル芳香蒸留水は、中東では、母乳の出をよくしてくれると
妊娠期間から妊婦さんたちが飲用されていますよ。
また フェンネルは芳香性健胃剤として位置づけられ
消化器系を緩める作用が強く、胃腸の働きを活発にします。
胃腸の調子を整えたり、便秘改善、デトックスなど
体に少しずつたまっていく毒素や老廃物の排出に役立ち
疲労回復にもなりますので、
コップ1杯の水にATRウォーターを小さじ1程度入れて
飲むとよいですね。
お料理の仕上げの香りの調味料としての
使い方もおすすめです。
最後に一つおまけの情報ですが、
ビールやワインの香りや味に深みを増してくれるので、
コクが足りないな、など、好みの味ではないものに
出会ったときには
シュッとひと吹きお試しください。
フェンネルの蒸留、ぜひお試しくださいね。