かかりつけ料理店 いのふ

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いのふです。久しぶりに感の話。


こんにちは いのふです。


春になると、道産子たちは冬眠から目覚めて活動的になってきますよね。


スノーボードにハマっていた時には、冬こそが私の時間‼️と思っていましたが、今やお家でのんびりとが定番となっており、やはり春☘️の気配を感じるとウキウキしてきます。


皆さん、春🌸の気配って何から感じますか?


私は料理人なので、毎年春を感じるのは市場からなんです。


たけのこ、蕗のとう、タランボ。。。

この時期になると、お目見えしますよね🌿


年々お目見えが早くなっているなぁと感じる時に、気候変動や温暖化を心配しちゃいます。


そのうち真冬にたけのこが!タランボが‼︎


あー怖い😱

四季を感じて生きてきた日本人だからこそ、旬が亡くなる恐怖を感じて、温暖化対策を考えるきっかけになれば。。。と世界規模なことを思ったりします。


とまぁ、世界規模的な心配をしてもしょうがないので、まずは身の回りからですね。。。🤭




前回のメルマガで、東京🗼で美術館に行ってきたお話をさせていただきました。



その時、今まで丸まっていた感性が、ピーンととんがったことを自覚しました。


まさにこれが『感が働く』に直結します。

感も、磨いておかないと発動しないことをすっかり忘れてのほほーんとしてたんです、私😅


それが東京都美術館でパキーンと Switchが入ったというか、入りかけてたSwitchがパチンと音を立てたというか。。。


ちょっと話はそれますが、『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』『不適切にもほどがある!』ってドラマを見てる方いらっしゃいますか?




昭和のオヤジが、今の世の中を昭和目線で見ると、こんなトラブルが起こっちゃうから、理解して変化していくことや伝え合うことが大事だよ。。。とまぁ、昭和の考えはコンプラ違反なんだよ〜と認識させるドラマです。🤣

最終回がどうなるのか、楽しみなところです。


もちろん、50代の私はおっさん側です笑笑


でもね、適応力の高い若い人でも変化することは難しい。だから、もう人ができあがっちゃってるおっさん達が変化することはもっと難しい。


頭では理解していても、子供の頃から言われてきた言葉だからこそ、ついついポロッとでできちゃう。


ちょっと待っててくれないかなぁ〜。

だってね、若者の君たちだって明日すぐには変われないでしょう???

おっさんなら尚更なんだよ。ってこと🤣


ただ、どんな時にも変わらないものはある。


それは人にとって大切なこと。

人として大切なこと。


自分のしたことは自分で責任を取る。

同調ばかりしてないで、何がしたいかはっきり伝える。

余計な空気は読まない。

感謝する。

嘘はつかない。正直でいる。

自分の考えをしっかり持つ。


なんでこんな話をしたかというと、

昭和って、個人がいかに目立つかが問われ、主義主張をしっかりしていたからこそ、最初から合わない人とは仲良くしなくて良くて、だからと言って仲間外れとは違って、認め合いながら離れているという感じで。。。もっと自由で幸せでした😌


今よく言われる多様性が、今とは違う解釈にはなるんですけど、ある意味認められていたのではないかと思うんですよね。

自己主張し合うことで分ける。みたいなところありましたからね😆


もちろん、性的多様性は認められてませんでしたが。。。


そんなことを考えていたこの1ヶ月。

すると、そういう場面やそういうことを考えている人にあっちゃうんですよ。


一年ぶりに会った昭和な友人に、

『みんな私に答えを求めてきて、結果が悪いと私のせいにする。自分のことは自分で決めようよ!って思うよね。ちゃんと自分事として考えられない人が多すぎるんですよね。疲れちゃいますよぉ〜。』って言われました。


そうです。昭和な私も同じことを考えてました。


決められないから人と同じことをする。

でも、うまくいかなかったら人のせい。


あなたの思い通りにいかなかったのは、あなたが自分でやらなかったからだよ。ってね。


だって、あなたと私は違う生き物だから、結果が同じなわけないじゃない🙄


これは、昭和も平成も令和も関係ない。


確実に言えるのは、多くの人が自分と向き合わず、納得いかないことに同調し判断を人に委ねてきた結果、考えられない人になってしまったということ。

そして、判断する時に頼る『感』を働かせられなくなってきているということなんじゃないかと。。。


人って本来、考える生き物なんです。

考えて、やってみて、失敗して考える。


他人に答えを求める人は、考えないで聞いてみて、擬似体験で判断して、失敗して人のせいにする。

その原因がなんなのかも考えない。

だから、何事にも対応できず、人の人生を生きるから何してるのかわからなくなる。


考えるには情報が大事。

情報は、ただ掲載されているものではなく、生きてすぐに応用できるものが良い。


でも応用するには、考えることが必要。

何と何を結びつけて考えると自分にとって一番良い答えが導き出されるかは、ピーンとくる『感』を頼るしかないんです。


感は時に、経験値から生まれます。

感は常に、情報から引き出されます。

鋭い五感が、この感を後押ししてくれます。


だから、いろんなことを見て、聴いて、味わって、嗅いで、触って、経験し、体験して、自分の感性を養っておかないと、有事さえわからない、方向もわからない、何をしたら良いかわからない、どう生きたら良いかもわからない人が増えていくんです。


危険から身を守れない人が増えてくんです。

あっ!これは動物的感ってやつです🤭

風の流れ、強さ、匂い、外の音、空気感を感じて、いち早くその場からいなくなるのが動物です。

地震の起きる前には、カラスの鳴き声さえ聞こえません。犬も鳴きません。一瞬、車の音さえなくなります。風が止まります。


これを感じられるかどうかが、時に生死を分けるんです。


人はそれぞれ違うから、私の正解があなたの正解ではないんです。

あなたの答えはあなたしか持ってない。。。


だから確実に私にとって良いものがわかるように、あらゆる感を磨いておくことが重要だなぁと感じる今日この頃です。


自分時間に感を磨く『余裕』を作る。




いのふ店主。


長いなぁ。。。😅

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