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達成できそうなゴールって間違かも、ゴールは大きいほうがいい?

普通、ゴール設定をするときは下記のような設定しませんか

・できそうなな目標を設定する
・現状から実現可能な目標を設定する
・段階を踏んで目標達成するための目標設定をする

これは、どれも実効性の高い普通のゴール設定に思えるのですが
どれもゴール設定としては問題なんです

それは、自分の状況を大きく変えなくても達成できることだからです。
いままでの考え方、行動を変えなくても達成できるからです

ゴール設定を現状の延長線上で設定してしまうと、ゴール達成のために今の自分の意識、行動を変えなくてもいいのだ、と無意識が捉えてしまうために、いつまでたってもうまくいかない、となりかねないのです

この無意識のことをホメオスタシスといいます
ホメオスタシスとは脳の現状維持機能のことです

現状から目標設定をすると、今までの自分を維持したままの方がいいホメオスタシスが機能してしまうため、根本的な部分が変わらずに部分的な変化のみで普段の自分に戻ってしまい、やってもやらなくてもいいや、という状態になってしまいます。

その状態では脳の変わらないほうがいいという本能に打ち勝って目標を達成するのは難しいのです。

しかし、勘違いしてはいけないのが、このホメオスタシスの機能は、現実と脳が捉える情報空間にみなさんをお連れすることであり、決して現状維持機能ではありません

ゴール設定によりホメオスタシスのフィードバックがかかる先を変えてあげることで、勝手にそちらに行くようになってしまうんです。

つまり、ホメオスタシスがあるから、変われないんじゃなくて、ホメオスタシスがあるから、私たちは軽やかにゴールに向かうことができるのです

そして、このホメオスタシスのフィードバックがかかる情報空間移動は、ゆっくりゆっくり行ったほうがいいです。
ばっと、変えてしまうと、ホメオスタシスによって、戻されてしまう。

だけど、ゆっくりゆっくりとすることによって、このフィードバック先が変わっていきます。
そういう意味でも、「大きなゴールで小さな行動」から始めること。

多くの人は「小さなゴールで大きな行動」から始めちゃうから、ホメオスタシスをうまく使いこなせてない。

大きなゴール設定はできないと思うだろうけど、大きな変革を伴うような”ゴール設定する理由は、「パフォーマンスを高めるため」と「より大きな結果を手に入れるため」です。

人間の脳は、現状と理想のギャップが大きいと認識するほど、エネルギーと創造性を発揮するようになります。つまり、現状と理想のギャップが大きいほど、パフォーマンスが高くなるということです。

そのため、現状と理想のギャップが小さければ、エネルギーと創造性を十分に発揮できず、パフォーマンスは低くなってしまいます。

例えば、次の旅行は国内旅行、年に2回行こうと設定すると、これには、大きな変革を必要としません。つまりすこし努力すれば達成できるゴールであり、現状と理想のギャップが小さいので毎月少しずつ貯金すればいいぐらいのパフォーマンスしかうまれない
このような設定は、エネルギーと創造性を十分に発揮していると言えるでしょうか?

次に、一人旅の世界一周という目標を設定すると、これには大きな変革が必要です。現状と理想のギャップが大きいと言えます。言葉をどうする、費用は、期間はなど今の現状ではできないかもしれない
この設定は、その人にとって”変革”を伴わないとできません。そのため、エネルギーと創造性を十分に発揮するようになります。

このようにゴールの大きさによって、エネルギーと創造性が違ってきます。エネルギーと創造性が発揮される、すなわち高いパフォーマンスを発揮することで、より大きな結果が得られるようになるというわけです

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