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毎日コツコツ少しずつやることが人生を変えるホメオスタシスとは

新しいことに挑戦するとすぐくじけてしまう、
毎日、日記を書くぞと頑張ってみたものの続かない、
朝ランニング3キロと決めてはみたけど一週間ももたなかった、
などのことは誰でもが経験していると思うのですが
新しいことを習慣にしょうとするなかなか続かない、新しい自分には最初からつまずく、それは脳の機能でもある恒常性維持機能(ホメオスタシス)が大きく関わっています。

ホメオスタシスとは

私たちのからだは、生命 を維持するためのさまざまなしくみ が備わっている。私たちの周囲の環境は絶えず変化し、からだの内 部 環境に影響を与える。その中で生命を維持するためには、 からだの内部の環境はほぼ一定に保たれる必要がある。そのは たらきを 恒常性維持機能(ホメオスタシス) という。
たとえば、暑い時は、汗をかき、皮膚の血管が広がる などの反応がからだに起こる。これは体の温度体温を上昇させない よう、体表から水分を蒸発させて熱を 逃がすためである。
逆に 寒いときには、体表から熱が逃げないように、皮膚の血管が縮ま り、筋肉で熱が産生されるため、体が震えるなどの 反応が起こる。このように、体温はほぼ一定に保たれる。
また、食事をすると血液の糖分血糖は上昇する。血糖 が上昇すると膵臓からインスリン が分泌され血糖値を下げ る 。逆に空腹になると血糖が低下し、膵臓からグルカ ゴンが分泌され血糖 は上昇 する。このようにして、 血糖はほぼ一定に保たれる。
このように、ホメオスタシスとは本来、生物学の用語ですが、人間の心理について使われることもあります

心理のホメオスタシス

ホメオスタシスはマインドにも影響している、「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理です。新しいことは避けようとする脳の機能、つまりホメオスタシスは極端に甘やかす過保護のバカ親と同じ、「子どもを甘やかすべきではない」とわかっていても、無意識的に甘やかしているケースもあるでしょう。たとえば、出かけるまでの時間がないからといって、本来は子どもが自分でできる着替えを手伝ってしまう、親がしたほうが早くきれいになるからといって、おもちゃを片付けてしまう、といったことが挙げられます。

ホメオスタシスのあるお陰で快適な毎日を送れているのは間違いがありませんが、新しいことに挑戦しょうとすると、この脳の恒常性維持機能(ホメオスタシス)のせいで心理的にブロックされ、元の生活に引き戻されてしまう。やっと始めたジョギングも三日坊主におわってしまうのも、勉強する習慣が身につかないのも、ホメオスタシスがいままでの自分を維持しょうとするのが原因なのです。良いとこも悪いとこも持ち合わせています。

そのため、「自分を変えたい」と考えているときは、ホメオスタシスをいかに誤魔化すかが重要です。

習慣の作り方

「自分を変えたい」人がこの過保護キャラのホメオスタシスとどう向き合うかが、重要になってきます。脳の恒常性維持機能のせいで、いつもと同じストレスのない毎日に新しいことを習慣化させるのは非常に難しい、特にガラッと変わる生活は過保護ホメオスタシスには耐えられません。

何かにに挑戦しようと決めて走り出すとき、つい、オレはやるぞ!と逆に脳に命令してませんか。潜在意識の脳の恒常性維持機能は極端な変更には対応してくれません。脳にわからないように少しずつ誤魔化すように習慣化しないと続きません。

ジョギングもいきなり毎日5キロなどと始めるのではなく、まずは毎日歩くことから始めると、脳はこんなことならと許してくれます。次に歩いて気分が乗ったら走ってに変え1キロを3キロへと脳を騙しながら習慣化するのか正解です。変化は小さければ過保護な親も許してくれるのです。
私もジョギングを習慣化するとき最初は散歩から始めました。次第に歩いていると走りたくなってきます。少し走って疲れたら歩く決して焦らないでいいです。

どのくらいで習慣化するの

ブログや読書や勉強等の【行動習慣】は約1ヶ月で習慣になります

ダイエットや運動や早寝早起きタバコ等の【身体習慣】は約3ヶ月で習慣になります

プラス思考や論理的思考等の【思考習慣】は約6ヶ月で習慣になります

努力とはそれが習慣化するまでことであり
習慣化されると努力ではなく普通のことに変わるのです。

目標達成

習慣化を邪魔するホメオスタシスとの関わり方の方法を書きました。「自分を変える」ためには今と同じでは到達しないのは当たり前、今まで自分に無かったことの挑戦が「自分を変える」基本、ホメオスタシスと上手く付き合い、小さいことの積み重ねの努力が習慣になり、それが人生を変える鍵になることは間違いがありません。

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