書道家 関吉久美

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【連載】vol.19 『感情は凪』

こんにちは。
記録的な大雪となった今年の北海道も、
急速に雪解けが進んでいます。
花粉が飛び始めている地域もあるようですが
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

このメルマガでは毎月1回、
私、ストレングスジャーナリストのこぼねあみが、
書道家関吉久美さんにインタビューを実施し、
その内容を記事として配信しています。

これまで語られなかった、関吉久美さんの内側を
お伝えしていく場です。

メルマガ記事第三弾。
テーマは『感情は凪』

では、始めていきます。

「はじめに」

今回は、一度書の話から離れ、
久美さんのパーソナリティについてお伝えしていきます。

こちらの記事を読んでくださっている方は、
久美さんに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

実を言うと、私の第一印象は、「ちょっと怖そう」でした。
この印象、学生の頃にも言われていたそう。

私が初めてお会いした時は、黒髪で凜とした印象の久美さん。
ただ、少し話をしてみると、
とっても穏やかな口調に加え、随所に散りばめられた
お手本のような北海道弁。
ど、どんな方なの!?でもいい人には違いない!!

そんな私の第一印象でしたが、
今日は、久美さんの過去も紐解きながら、
久美さんの『感情』に迫っていきます。

「感動の涙」
Q:唐突にお伺いしますが、久美さんは泣くことはありますか?
A:ある、感動して。昨日テレビを見て泣いたんだよね。
昨日テレビでさ、とある小学校で、何十年も前から
他県の生徒と文通する習慣があるという話を観ていて、泣いたね。
1年生の頃から、ずっと同じ子と文通を続けて、
5年生の時に片方の生徒たちが直接会いに行くんだってさ。
それが始まったきっかけが、ある小学生が昔、
遠くの小学生ともお友達になってみたいっていう思いから、
風船に手紙をくくりつけて飛ばしたんだって。
「これを読んだら、お返事ください、お友達になりたいです」
って書いて。
それをたまたま拾った子がお手紙を返してくれて、
そこから文通する交流が続いてるんだってさ。
それで、現在でもそれが続いていて、
今はその学校訪問の時に、セレモニーとして
最後に風船をみんなで飛ばすということをしているみたいで、
その様子を見て泣いたさ〜。
会いに行くって素敵じゃない?

子どもたちの希望とかさ、いいことあるぜ、って思うし、
何かに一生懸命取り組んでる姿とかみると、
泣いちゃうよね。
Q:わーそうなんですね。聞いてるだけで泣きそうです。
では、久美さん自身のこととかで、泣くことはありますか?
A:ないよ。自分のことってなんだ!?

Q:え、即答ですね!ないんですか?
なんか達成できて嬉しいとかでも?
A:泣かないよ。嬉しくて騒ぐとかもない。
子どもたちの卒業式では、泣いた。
一生懸命歌ってる姿とか、エネルギーを見てね。

でも自分自身のことでは泣かないよ。
中学3年の時、バスケの全市大会で優勝した時も、
キャプテンとか他の人は泣いてたけど、
副キャプテンだった私1人だけ「スン」としてた。
一歩引いちゃうんだよね、恥ずかしくて。
他にもバスケで、怪我して痛くて泣いたとかはあったけど、
悔しくて泣くということもなかったね。
だから、若い時は、怒ってる?って言われたり、
後輩とかから、怖い人だと思われたりしてたよ。
怖くないのにね。

Q:あーそれは近寄り難いと思われるかもしれないですね…
怖いとかもないんですか?
A:ないしょ〜。
何が怖いの?

Q:それこそ、Airbnbでこの「さんよんのお部屋」を利用して、
例えば外国人の方と1対1になると想定しても、
怖いとは感じられないですか?
怪我させられたりとか、お金取られたりしないかなとか…
A:まったく、ない。

「恐れと怒り」
んーと、そういうことが起こるわけがないと
思ってるわけではなくて、
そういうことが起こったとて、だから何って感じかな。
もうその時はその時。
もしナイフで刺されたとしても、その時が寿命さ。
例えば、家の中に他人が入って来たとしても、
びっくりはするけど、怖くはないよね。
なんか取りに来たのかな、とかね。
私さ、死ぬのが全然怖くないの、今の生活に超満足してるから。
でもさー、長生きしそうでいやだ。
後40年で88歳…やだ〜長いよ〜。
もう後20年くらいでいい。

Q:えぇ〜そうなんですね!!!
確かに今に満足していると、
いつもおっしゃってますもんね。
では、怒りとかはどうですか?
A:怒りなんかもないよ。
怒ったところで、どうにもならないってことを、
高校生くらいの時に知っちゃったんだよね。
「凪の入り口」

小学校高学年くらいから、親と喧嘩しまくって、
中学2年くらいで大人の理不尽さにも気づいてさ、
反抗しまくってたよね。
まず見た目を変えて、茶髪にしたり、
スカート短くしたりさ。
それまでは、勉強もスポーツもできたから、
目立とうと思えばいくらでも目立てたんだけど、
地味な大人しい子が転校してきて、
その子と地味に生きていたの。やけに気が合ってね。
でもそうやって見た目を変えたら、
やっぱり本物の不良に絡まれるんだよ。

私は大人と喧嘩したかったからさ、
そんな雑魚は相手にしてなかったんだよね。
放課後、「ちょっと来いよ」って呼び出しとか食らってさ
でももちろん行かないから、「行かないよ」って言いながら
歩いてたら、家までついて来っちゃったことがあるよ笑
そういう不良とかは簡単に論破しちゃうからさ、
「お前頭いいな」って言われたりね。笑

あとは、10年くらい前かな〜
インドのお坊さんの本で
『怒らないこと』って本だったと思うけど、
それを読んだ時に、
仏教の教えでは最大の罰は「無視」だと知ったの。

大罪を犯した人は、一定期間、
みんなから無視されるんだって。
わーこれは一番きついじゃん、って納得したから、
腹立つこととか、理不尽な人とかいても、もう無視。
それでもう、感情は凪だね。
もう怒ったところで、どうにもならないからさ、
怒るだけ無駄なんだよね、疲れるだけで。
もうやりきったんだよ、怒りは。
もうやり残したこともない。
やりたいことはやり尽くしたし、
大体のことは、凪。

Q:最後、究極の質問なんですけど、
もしも久美さんのご家族が、第三者に命を奪われたとしたら、
どのようにして立ち直って、社会復帰しますか?
A:社会に復帰しないと思う。
やります。
現実的にはね、できないだろうけど、
周到にやります。
捕まってもいいから。
家族というか、あみちゃんが殺されてもやると思う。
「なした?(※北海道弁で「どうした?」の意)」ってなる。
命はちょっと別かな。
やり残したことはないから、
社会復帰の必要なんかないし。

Q:やり残したことはないんですね…
例えばテレビに出たいとか…?
A:どーーーーでもいいね笑
いや出てもいいけど、どうでもいいわ笑
「おわりに」
いかがでしたか?
「感情はないよ」と言い切る久美さん。
確かにいつお会いしても、
終始穏やかで、慌てる様子もなく
落ち着いた印象を受けます。
そんな久美さんの周りには、
いつもたくさんの素敵な人が集まっています。
この凪を思わせる、感情の波に揺れない安定感が、
周りの方に安心感を与え、
もっと一緒にいたいと思わせるのかもしれません。
みなさんは、久美さんに対してどのような印象をお持ちですか?
SNS上の久美さんと、リアルの久美さんは
特にお話をされると、その口調や方言に
ギャップを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな、「北海道弁保存会会長」を名乗る久美さんに
会える機会があります!(実際にはそんな会がありません!笑)

2026年3月、東京の銀座で開催される展示会に
ぜひ足を運ばれてみてくださいね。
(あと、肌の綺麗さにもご注目あれ。)
それではまた、どうぞ次回をお楽しみに!
◆銀座展示会詳細◆
第四回 書道家 関吉久美と門下生書展
日にち:3月25日(水)〜29日(日)
時 間:10:00〜19:00
場 所:ギャラリー銀座(東京都中央区銀座2丁目13−12)
入 場:無料


【関吉久美のアンサー】
先日とある教室で、ある門下生が銀座の展示会に出す作品の値段をどうしようか~…という話しがありました。
その方は、好きな数字が「18」なので、
18,000円にします、と言いました。
すると他の門下生が
「18が好きなの?そしたら18万じゃなーい?笑」と。
そこにいた、私も含めたみんなが一同に大笑いしながら
「そうだねー!ほんとだねー!18万にしよっかなー!」
「そうよそうよー!面白いじゃん!!」
「どんだけすごい人で、どこがそんなに高いのか?
って見るじゃん?笑」
「ほんとー!見た人、きっと名前とか検索し始めるよねー!」
「いきなりその名前、検索上位に躍り出るよねー!笑」
などなど散々、みんなしてふざけて大笑いしながら話してて、
で、その本人が最後に
「こんな風に、いいじゃんいいじゃん!って盛り上がれる人だから
ほんとここのメンバーは素敵なんだよね~!」と。
私は、感情は凪なんです。
でも、なんでも、ふざけておもしろがりたいんです。
そこのセンスが同じような方々が私の周りにはいてくれて、
嬉しいです。
3月25日からギャラリー銀座にて、
18万円の作品が見られます!(しかも半紙の大きさです!笑)
20万円で買う方がいましたらそちらを優先させていただきます。。。

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