羊飼い丸岡

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14歳の高齢ひつじ「澄(すみ)ばあちゃん」

おはようございます。羊飼いの丸岡です🌱🐑

今日は老いの話をします。

羊飼いとして避けては通れない、
羊たちの「最期」の話です。

...

羊は10歳過ぎれば高齢です。

今年で14歳になる澄ばあさん。
今朝は足に力が入らず、自力で立てなくなってました。

歯も抜け落ちて、
口の中に草を含んでも、
噛んでる側からポロポロとこぼれ落ちてしまう。

物理的に、生きる力が弱まっていく。
構造的な「老い」には逆らえません。


今、私が一番頭を抱えていること。
それは、「澄さんの居場所」です。

羊は、群れる生き物です。
一頭だけになると、強烈な不安を感じます。

だから本当は、
みんながいる場所にいさせてあげたい。

でも、今の澄さんには、
それがリスクになる可能性がある。

若い羊に突き飛ばされたり。
ご飯を横取りされたり。

最悪の場合、
転んで起き上がれずにそのまま...


今夜から澄さんは、一人の部屋で安全に過ごしてもらいます。

でも、それを澄は望んでいるのでしょうか?

安全だけど、独りぼっち。
最期の時間を、不安の中で過ごさせることになる。

「安全」と「孤独」。
このジレンマは常に付きまといます。

...

私は、羊たちに「長生きしてほしい」訳ではありません。
それよりも、「楽しく過ごしてほしい」。



だから、
もし生きていること自体が苦しい状態になったら。

私は、安楽殺という選択肢を提示します。

ただし、決めるのは澄ではなく私です。

それが、生き物を飼う側の
最後の責任(選択)だと思うからです。

「可哀想」という感情だけで、
羊に苦しみを強いてはいけない。

もちろん、まだ今は、
ご飯を美味しそうに食べてくれています。
不自由な口で、一生懸命に。

「食べたい」という意志があるうちは手を添えます。

でも、その時は刻一刻と近づいている。

どういう最期を届けてあげられるか。
飼育員である私に課された、最後の仕事ですね。



ではまた🌱🐑

---


あ、
昨日、テストで配信したメルマガ、届いてましたか?
みなさんの元にどう届いているのか不安で、
自分でも登録してみました(笑)。

もし届いていなかったら、教えてくださいね。

って届いていないと意味けど。w


いちよう朝の8時に届くようにセットしています。
毎日ではないですが、できるだけ続くよう努めてみますね。

https://notebooklm.google.com/notebook/f36d7517-d0e2-4381-b14c-cf2c8d8bbe66

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