書道家 関吉久美

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【連載】vol.16 JAPAN EXPO シドニー

このメルマガでは、毎月1回、私ストレングスジャーナリストのこぼねあみが、書道家関吉久美さんにインタビューを実施し、その内容を記事にしたものを配信してまいります。
今まで知らなかった、関吉久美さんの内側をお伝えしていく場です。

今回のテーマは
「オーストラリアで感じた優しさ」

2025年10月25日。
オーストラリアのシドニーにて、JAPAN EXPOが開催されました。

偶然にも、会社の設立日と重なったこの日、関吉久美さんはJAPAN EXPOへ出店されました。
その出店を終えてから初めてのインタビューの日。
ワーホリでオーストラリアに滞在していたことのある久美さんに
書道家としてJAPAN EXPOへ出店するために再訪した
オーストラリアについて振り返っていただきました。

Q:オーストラリアに行かれて、率直にいかがでしたか?
A:よかったよ。よかった。
オーストラリアに住んでたからさ、いろんなことを思い出したよ。
このスーパーによく行ったなとか、この道が歩きやすいとか、
よくここのトイレで休憩したなとか。
変わってないこともたくさんあったし、
大きく変わっていることもあった。
街の中に市電がどーんと走っていたりね。
20年ぶりだから、やっぱり色々変わってたけど、
一番印象的だったのは、全てカード決済になってたこと。
もう現金を持ってる人がほぼいないの。
事前に調べてカード社会だってことはわかってたから、
JAPAN EXPOでもカード決済ができるように、
PayPalでのQRコードを全部用意していたんだよね。
だけどさ、日本で登録して準備してたのに、
急にオーストラリアドルの決済が立て続けにあったからか、(PayPal側が怪しんで)
途中から決済ができなくなっちゃって。

なんとかしようとしたんだけど、とにかくできなくって。
しかも結構序盤でね。

だけどひっきりなしに人もくるし、どうしようもないから、
途中から現金決済に変えたの。
申し訳ない気持ちもあるし、こちらのミスだから、
小銭とか細かいところはもうサービスしますって言ったりして。

そしたらお客さんたちは、
「いや、でも探せばあるはず!」
「親が持ってると思うから、ちょっと待ってて!」
「これで足りる!?イエイ!」
みたいにさ、みんな優しく一生懸命現金を集めてくれて。
誰も文句をいう人がいなくてさ。

当時から思ってたけど、移民の国だからさアジア人にも優しいし、
ノリはいいし、前から好きだったけど、改めて今回それを感じたね。
ある若い男の子はね、
クレジットカード使えなくて現金だけなのって伝えたら、
「そっか〜また来ます」
っていなくなったのね。
「残念だな〜」と思ってたら、3時間後くらいに
「現金調達してきました〜!」
ってルンルンで現れて。

「これで足りますよね!?」って現金を持ってきてくれてさ。
「うんうん、足りる足りる!」って話をして、
買っていってくれたんだよね。
そしたらその後また戻ってきて、
「あれどうしたんだろう、なんかあったかな」と思ったら、
「もう一つ買います!」って。
「現金持ってても他で使うことないから、もう一つ買う」って。
いやー、嬉しいよね。
本当にみんな優しかった。

買いにきてくれた方もそうだし、
同じ出店者の方たちも優しい人ばっかりでさ。

全体的にキーホルダーとか、物理的にも金額的にも結構ライトなものが売れる場だったんだけど、
そんな中で、私は書道の作品を売ってたから、
「それが売れるのすごいよ!」
ってオーストラリア在住の日本の方に言ってもらえたりして。

その方がめちゃくちゃ良い方だったんだけど、
海外の方をどう募集してるのか聞いたら、
「Airbnb使ってるよ〜」とか、色々と細かく教えてくれたりして。

他には、京都で古美術を扱ってる方からも、
「美術館に飾られるレベルの有名な先生の書いた書道作品があるから、今度見においで」
って誘ってもらったり。

相手にとっては、私に親切にしたってなんの得もないのに、
色々教えてくれたりして。
素敵な人が集まってたよ。

Q:うわ〜素敵ですね。
ちなみに、20年前にもワーホリでオーストラリアに
行ってらっしゃいましたが、
その中でも印象に残っている出来事ってありますか?
A:そもそもオーストラリアに行ったのは、
以前同じ職場にいたオーストラリア出身の方との出会いがきっかけ。
オーストラリアに旅行しようと思ってるって話をしたら、
「今僕の実家に僕がいないから、お父さんとお母さんが君たちを
歓迎してくれるよ、泊まりなよ」
って言ってくれてさ。
それで本当に行ったのね。
その時は2週間の旅行だったんだけど、帰ってきてから、
人も環境もよかったから住もうと決めた。
そしたら今度は、
もう1人のオーストラリア出身の女の子が
「私のシドニーの実家に行って!私の部屋使っていいよ!パパとママに伝えておくね」
と言ってくれて。

それで、ワーホリのビザを自分で取得して、飛び立って、
2〜3週間その子の実家にお世話になってさ。
その間に、住む場所や仕事、銀行口座やら、
一人暮らしの準備を進めたんだよね。
1年間住むからさ、旅行とは違うよね。
0から作り上げるってことをした。
そこから2〜3ヶ月はシドニーにいたんだけど、
その後はまた友人の家族を訪ねて、
アデレードの羊農家のお宅にホームステイしたの。
「キャンピングカーを自由に使っていいよ」と言ってもらえて、
子どもたちの相手とかをしながら過ごさせてもらってたんだ。
ある日、子どもたちが学校に行ってる間にちょっと自転車を借りて、
サイクリングに出かけたの。
思いのまま、行きたい方に向かって行ってさ、
田舎だから、オレンジの砂漠の中を自由に気持ちよく走ってたのね。
当時はスマホもないし、
特に地図を見ることもなく、道なき道をわーっと。
それで、右に曲がって、右に曲がって、また右に曲がれば
家が見えるだろうと思って走ってたんだけど、一向に見つからなくて。
なんかもうどこを見ても四方八方オレンジ。
あ、やばいなってなって、太陽の位置とか見て、こっちかなみたいな。
大きな道路に出たはいいけど、どっちに進めばいいかもわかんないの。
だから、車が来るまで待って、30〜40分くらい待ってたのかな。
そうして、たまたま通った車にHELPのサインを出したら、
その人がたまたまホームステイ先の方のことを知っていて、
先導して連れて行ってくれたんだよね。
焦っていたから名前を聞くのも忘れちゃったんだけど、
きっと知り合いだったんだよね。
やっと帰ったら、ホームステイ先の人には、心配されたし怒られた!
そんなことがあったかな笑


Q:それは衝撃!広大な大地で1人ぽつんって…たまたま知り合いが通ってくれたというのも、めちゃくちゃ運がいいですね!!
今回オーストラリアに行って、よかったことはありますか?
A:たくさんあったよ。
まずは、仕事をするなら、お客さんがクレジットカード使えるように、
決済用の端末があったらいいなと思ったし、
新しい仕事の方法も見えた。
あとね、ちゃんと仕事しようと思いました。
ちょっと怠けすぎてたね。
ストレスがかかることからも、逃げずにやっていこうと思ったよ。
いろんな経営者さんと会って話して、みんな頑張ってる、
ちゃんとやってると思った。
いやだと思うことも、やっていくよ。
仕事する。
そしてね、オーストラリアで教えてもらったAirbnbを活用した
お仕事ができそうなお部屋も見つかって、契約するんだ。
前から探してたんだよね、そういう部屋を。
スタッフとの打ち合わせとか、
マンツーマンレッスンとかに使えるいいお部屋が見つかったの。
だからね、これからはそこも活用して、
色々とやっていくよ!


おわりに
今回の記事はここまでです。いかがでしたか?
久美さんのオーストラリアのお話は、
もっともっともっとたくさんの興味深いお話を
聞かせていただきましたが、文字数の関係もあり、
今回はここまでとなります。
これまでの全ての経験が、今の久美さんに繋がっている。
久美さんが出会う方々は、素敵な方ばかり。
でもそれもこれも、久美さんだからこそ、
行動したからこそ、繋がったご縁なのだなと
改めて感じた今回のインタビューでした。
ここから、また新たな環境を取り入れつつ、
これまでの活動もさらに広げながら、
久美さんは進んでいきます。
次回は、今後の久美さんの活動についてご紹介してまいります。
どうぞお楽しみに!!

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