哲学堂鍼灸院

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どんな砂糖なら身体に悪影響が少ない?

こんにちは。
東京都中野区にある哲学堂鍼灸院 院長の井上です。

前回は、
砂糖を摂れば摂るほど、身体は疲弊して壊れて不調を生じてしまう上に、『疲れているから甘い物を食べれば元気が出る!』と勘違いして、また砂糖を摂ってしまうという恐ろしい中毒性を発揮してしまうというお話をしました。

今回は、
どうしても砂糖を使うなら、どんな砂糖が良いのか? ということについてお話します。

まず基本的に、
どんな砂糖も身体にとって有益なことはなく、有害です。

その理由は、
砂糖は純度が高い上に、体内に吸収されるスピードも速いために、急激に血糖値を上昇させたり、身体を酸性に傾けたり、タンパク質と糖分が結合する『糖化』と呼ばれる活性酸素よりも毒性の強い身体の劣化を引き起こすからです。

砂糖の製造工程による分類では、精製糖と非精製糖に分けられます。

精製糖は、
サトウキビや甜菜などから作られた原料糖をさらに精製して、ミネラル成分を取り除き、ショ糖の純度を高めて作ったものです。
代表的なのは、上白糖やグラニュー糖、三温糖などです。

精製糖はミネラル成分などを取り除いてショ糖の純度が高くなっているために、血管内に高濃度の糖分が一気に入り、血糖値が急上昇してしまうために、砂糖の中でもより身体への悪影響が大きいといえます。

これに対して非精製糖は、
サトウキビや甜菜などから作られた原料糖を精製せず、結晶と糖蜜を分離させずに結晶化させて作ったものです。
そのために、
精製糖に比べるとミネラル成分やビタミンが残っているので、精製糖よりは体内へ吸収されるスピードが緩やかになります。
代表的なのは、黒糖や甜菜糖、きび砂糖、粗糖などです。

砂糖を擁護する人達は、精製糖は身体に悪い砂糖で、非精製糖は、ビタミンやミネラルを含むので身体に良い砂糖だと言いますが、医学的な見地で言えば、残念ながらどっちも身体には悪いです。

いくらビタミンやミネラルが含まれていても、血糖値が急上昇してしまいますし、砂糖を代謝する時に、ビタミンやミネラルを奪うのは一緒なので、
せっかく含まれているビタミンやミネラルも奪われ、結局は、血糖を急上昇させる分、身体には負担をかけるだけの存在となります。

とは言え、
どうしても砂糖を使うなら、精製糖よりは非精製糖の方で、なるべく多くのビタミンやミネラル成分を含んでいるものが良いかと思います。

それでは天然の甘味料はどうなのでしょうか?

次回に続きます・・・

PS:ディズニーランドやJALなどにアレルギー対応食を卸している辻安全食品さんおすすめの甜菜糖。
アカザ科の砂糖大根(ビート)からできた、北海道産のお砂糖です。
寒い北海道の大地から収穫される甜菜大根は身体を温める温食品です。

https://ec.tsuku2.jp/items/20060029920061?t=3&Ino=000020404200

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