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砂糖は身体に悪いのか?
こんにちは。
東京都中野区にある哲学堂鍼灸院 院長の井上です。
前回は、
安い味噌と高い味噌の違いや身体に悪いものが入っている味噌もあることをご紹介しました。
今回は、
砂糖が身体に及ぼす影響についてお話します。
そもそも、砂糖は身体に必要なものだと思いますか?
『脳のエネルギー源はブドウ糖 ( 砂糖を分解して出来たもの ) だから必要だよ』
という意見を主張する人がいますが、炭水化物を分解してもブドウ糖になるので、別に砂糖を摂る必要はありません!
ちなみに、
清涼飲料水や缶コーヒーなどの裏に記載されている成分表に表記されている炭水化物は砂糖の量を表しています。
具体例でいうと、
ファンタオレンジ500mlには、炭水化物が10g 入っているのですが、これが角砂糖何個分に相当すると思いますか?
これを計算するためには、炭水化物の量×飲み物の量(ml)÷ 100 ÷ 3.5 とう計算式でおよその数がわかるります。
つまり、
ファンタの中には、10 × 500 ÷ 100 ÷ 3.5 = 14.2… ということで、角砂糖約14.2個も入っていることになります。
なかなかおそろしい量ですね・・・
話を元に戻しますが、砂糖を摂らなくても、身体や脳に必要なブドウ糖は炭水化物から得られるので、砂糖は身体には特に必要のない物と言えます。
さらに、
医学的に言えば、実は砂糖は、食品の中でも最強の部類に入る『毒性』がある物だといえます。
その理由は、
砂糖を摂ると、体内で吸収されるスピードがとても速いために、血液中の糖分 ( 血糖値 ) が急激に上昇してしまうからです。
そもそも、
血糖値が髙いのがなぜ悪いのかと言えば、血糖値が高いと、血管がもろくなったり、詰まりやすくなったり、心臓や脳、神経、目、腎臓など様々な臓器の障害が起きやすくなり、免疫力も低下して、感染症にかかりやすくなってしまうなど、身体に重大な被害が起きるからです。
だからこそ、
砂糖を摂取して、血糖値が急上昇すると、身体はそれに対応するために、『インスリン』という膵臓から出るホルモンを大量に分泌して血糖値を下げようとします。
そうすると、
今度は大量のインスリン放出の影響で血糖値が急激に下がってしまうために、ボーッとして集中力がなくなったり、落ち着きがなくなったりして、精神の異常が生じはじめます。
そこで、
今度は下がりすぎた血糖値を正常値まで上げるために、副腎皮質から『アドレナリン』を分泌させて血糖値を急上昇させます。
その結果、
血糖値の急上昇がきっかけで、血糖値が急降下し、さらに血糖値を回復させるために急上昇をさせるという、身体に大きな負担をかけさせてしまうために、身体も精神もどんどん壊れてしまうわけです。
その他にも、
砂糖は体内を酸性に傾けてしまいます。
そうすると、
体内の酸性を中和するために、身体に蓄えられている『カルシウム』などのミネラル成分を使ってしまいます。
そのために、
砂糖を日常的に摂っていると、骨や歯のカルシウムが砂糖によって流出してしまい、骨粗鬆症や虫歯、結石などが出来やすくなるなどの弊害が起きます。
さらに、
砂糖は『ビタミン泥棒』とも呼ばれるように、砂糖を体内で分解する時に、ビタミンB群を消費してしまうために、疲労の蓄積やイライラ、集中力の低下などの症状を引き起こしてしまいます。
このように、
砂糖を摂れば摂るほど、身体は疲弊して壊れて不調を生じるのに、『疲れているから甘い物を食べれば元気が出る!』と勘違いして、また砂糖を摂ってしまうという恐ろしい中毒性を発揮してしまうところは、さすがは食品の中の覚醒剤と揶揄されるだけありますね。
では、
どうしても砂糖を使うなら、どんな砂糖が良いと思いますか?
次回に続きます・・・
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