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うま味調味料と覚醒剤の類似性とは?
こんにちは。
東京都中野区にある哲学堂鍼灸院 院長の井上です。
前回は、
自然塩と食塩の違いと同じように、天然のグルタミン酸とグルタミン酸ナトリウムの違いも、ナトリウムが分離して純度が高くなったグルタミン酸が大量に体内に入ることで、神経を過度に興奮させてしまい、脳虚血やてんかん、アルツハイマーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患を引き起こす原因となってしまうというお話をしました。
今回は、
天然のグルタミン酸とうま味調味料 (グルタミン酸ナトリウム) との関係と、神経伝達物質と覚醒剤との関係の類似性についてお話します。
皆さんは覚醒剤と聞いてどんなイメージを持ちますか?
多くの人は、覚醒剤は身体に深刻なダメージを与える毒物というイメージを持っているかと思います。
ところで、
覚醒剤はその成分も有毒な物質で構成されているのでしょうか?
実は、覚醒剤は、
漢方薬でよく使われ、発汗作用や解熱作用、鎮咳、去痰などの効果をもつ「麻黄」という生薬に含まれている『エフェドリン』という成分を原料として化学的に合成されたものです。
つまり、
薬として古くから使われている生薬の成分が原料となっているので、身体にとって悪い成分は入っていない!という訳です。
では一体、どのような経緯で覚醒剤が作られたのでしょうか?
そもそも、
覚醒剤の成分であるアンフェタミン、メタンフェタミンは、開発された当初は喘息の薬として使われていました。
その後、
アンフェタミン、メタンフェタミンには、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンといった神経伝達物質を増加させ、神経中枢を興奮させる作用が発見され、疲労感の減少や眠気解消効果に目をつけ、戦争中に兵士に与えられ、大量に消費されるようになりました。
戦後は精神科で医療用としてうつ病患者などに使われた歴史があります。
と言うわけで、
覚醒剤は、漢方薬を原料とし、開発当初は医療目的で開発されたことからも分かるように、身体に悪い成分という訳ではないということです。
では何故、身体に悪い影響が出てしまうのでしょうか?
それは、
天然の生薬である「麻黄」の成分を精製して、純度の高いアンフェタミン、メタンフェタミンを身体に摂取することによって、大量の神経伝達物質が体内で生成されてしまい、中枢神経が過剰に興奮して、幻覚や妄想などの精神症状や心機能障害や脳障害などを引き起こしてしまうからです。
つまり、
塩でも旨み成分であるグルタミン酸も覚醒剤も、自然界に存在している時は、他の物質と結合しているなどして純度がそこまで高くないものを、科学的に抽出、精製して高純度にしてしまった為に、体の中に入った時に、激烈な刺激となって、機能を破壊してしまうのだということです。
身体にとって良い食べ物かどうかは、あくまでも、その食べ物が地球が育み、地球との一体性を保っている食べ物かどうか?
と言うことが大事であり、その食べ物の成分がいくら身体に必要なものでも、人間が手を加えることで、地球上に存在する一般的なものよりも純度が高くなりすぎると、体内で強すぎる反応を引き起こしてしまい、様々な病気の原因となってしまう訳です。
では、
スーパーなどで見かける味噌はいろいろな値段のものがありますが、どれも身体に良い物なのでしょうか?
次回に続きます・・・
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