ホメオパシーアカデミージャパン

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澤元先生、降臨!!

HAJapan校長の大久保愛子です。



オルガノン第6版と慢性病論の翻訳者である澤元亙先生をお迎えして、

オルガノンと慢性病論の連続講義(全6回)への質疑応答と、

さらに「ハーネマンと錬金術」をテーマにお話しいただきました。





アフターの懇親会ランチでも、アットホームな雰囲気で、

世界のハーネマン研究、パラケルスス、

など色々お話を聞かせていただいて、

予定時刻をあっという間に超えてしまう楽しい時間となりました。





わたくし的に今回一番の収穫だったのは、

「各時期にハーネマンが採用していた

 主なポーテンシーと頻度は

 どんなものだったか」

という質問に対して、

「晩年のハーネマン」の8章、9章に出てくる症例について

なるべく混乱しにくい読み方をご提案いただいたこと。



この質問を出させていただいたように

私がハーネマンの使用していたポーテンシー・頻度の「変遷」に

興味があるのは、ハーネマンの問題意識(何を実現しようとしていたか)を

追いたいからです。



それはオルガノンの各版の記述の変遷からも推察できますが、

実際のケースで使用していたポーテンシーや頻度の変遷と

それを照らし合わせることができたら、

より立体的にそれを理解できると思うのです。


もちろん、現代ではハーネマンの時代よりも、

より有害な環境、より複雑化した不調が

当たり前になっているので、

ハーネマンの当時の方法「だけ」に固執する必要はありません。



しかし、希釈・振盪、使用する度のダイナマイゼーション、

レメディのカテゴリー別の使い分け、などの技術で

ハーネマンが達成しようとしていたこと、そして

その実際の使われ方を知っておくことは、

ホメオパシーを学び、使おうとする者にとって

基盤となるだけでなく、

想定外の(習っていない)難局に遭遇したときに

自分自身で「打てる手」を考えられる力を

養うことに繋がると考えています。



本格的にそれをするには、

大半が現存しているハーネマンのケースブックと

オルガノン・慢性病論の各版の時期を

突き合わせるのが理想でしょうけれども、

ケースブックはまだドイツ語での刊行しかないようなので

(しかも、まだ最終巻まで出ていない)、

それは先のお楽しみ。



今は、今回教わった視点と手法で

「晩年のハーネマン」を読み直してみます。



澤元先生、ご参加くださった方々、

ありがとうございました!!





ホメオパシーアカデミージャパン

(HAJapan/エイチエージャパン)

校長 大久保愛子


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