哲学堂鍼灸院

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化学的に作られた食べ物の危険性とは?

こんにちは。
東京都中野区にある哲学堂鍼灸院 院長の井上です。

前回は、
人間は本能を離れて自らの意思で、食べ物の質や量、運動の有無などを恣意的に決めてしまった結果、社会が豊かになるにつれ、『代謝量=運動量』のバランスが崩れ『代謝量>運動量』となってしまい、気付かないうちに内臓に負担をかけてしまうなどの現実に直面することになった。

さらに、
生産技術が向上するにつれ、『塩』や『醤油』など様々な食品が化学的に作ることで、少ない手間で短時間に大量の塩や醤油などを作り出せるようになったが、その様に作られた塩や醤油は人間の身体に悪影響を及ぼすことになったというお話をしました。

では一体、化学的に作られた食べ物には、どんな問題が潜んでいるのでしょうか?

例えば醤油の場合、
本来醤油は、大豆、小麦、食塩のみで作られます。

本物の醤油が出来る工程は、蒸した大豆と炒って砕いた小麦と麹、食塩水を混ぜて『もろみ』を作り、発酵、熟成させるのに1〜2年ほどかかります。

それに対して、
化学的に作った醤油は、『脱脂加工大豆』と呼ばれる大豆の油分を搾り取った後の搾りかすを『塩酸』で煮ることでタンパク質を分解して『アミノ酸液』を作り、このアミノ酸液を大豆と小麦、麹、食塩水で作った『もろみ』に混ぜ合わせた後に絞り、色合いを調整するカラメル色素や保存料(安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル等)などの添加物を入れて作ります。

その結果、
本来は醤油が出来るまでに1〜2年かかるのに対して、たったの『50日』で完成することが出来てしまいます。

安価に即席で醤油を作ろうとしたために、本来は麹菌がゆっくりと大豆を分解して作り出すアミノ酸を、大豆の搾りかすを塩酸で煮ることで作り出し、醤油の色合いを作り出すためにカラメル色素を使い、本来の醤油には必要がないが、醤油もどきが腐らない様に安息香酸ナトリウムなどの保存料を加えることになったわけです。

ところが、
カラメル色素は大量に摂取すると発がん性や免疫機能に影響が出ると言われていますが、微量だから大丈夫と厚生省は認可しています。
また、
安息香酸ナトリウムは大量に摂ると消化器症状や中枢神経への影響が懸念され、ビタミンCと同時に摂取すると発がん物質のベンゼンが生成されてしまうことが知られていますが、微量しか使わないから大丈夫ですと厚生省は認可しています。笑

ちなにみ、
日本での添加物の安全検査は、カラメル色素や安息香酸ナトリウムをそれぞれ単品で使った場合の安全性を確認しているだけで、カラメル色素と安息香酸ナトリウムを同時に使った時の安全性は確認していません!

添加物の安全検査はあくまでも、単体で使った場合であり、数種類を同時に使った場合に関しては調べようとは考えていないのが現実です。

こんな醤油風調味料が身体に良いと思いますか?

いかがですか?
醤油の裏の原材料を真剣に見てみる気が起きてきましたか?

それでは、
化学的に生成した『塩』はどうなのでしょうか?


次回に続きます・・・


追伸:ツクツクで販売されている、こだわり醤油天然醸造無調整醤油『郷土の実り』は、新潟県産大豆・新潟県産小麦・国産塩のみを原料に天然醸造で造られています。一般的なしょうゆは発酵を早めるためタンクを温め半年ほどで出来上がりますが、郷土の実りは昔ながらの自然な四季の温度変化だけで丸一年間発酵、熟成を行った天然醸造のしょうゆです!
https://ec.tsuku2.jp/items/02250021013202?t=3&Ino=000020404200





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