哲学堂鍼灸院

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消化器官の誕生

こんにちは。
東京都中野区にある哲学堂鍼灸院 院長の井上です。

前回は、
母なる地球との一体性を保ちながら、
自身の身体を維持するための物質を地球自身から摂り入れるという行為が、
『食事』の原型となる事。

生命体が進化発展すると、
食事として摂る物が地球そのものではなく、
同じく地球によって育まれた他の生命体を摂り入れるようになった
という所までお話ししました。

生命体の食事が、
地球から直接摂り入れていた時 ( 単細胞生物の時代 ) は、
単細胞生物が生まれた当時の地球環境と、
単細胞生物の細胞内部の環境に大きな違いが存在していなかったと考えられるので、
食事として摂り入れた物質を分解し再構成する過程も
複雑なものではありませんでした。

何故なら、
単細胞生物が生まれた当時は、
その時の地球環境=単細胞生物
と言っても良い状態、
まさに地球そのものとして単細胞生物が地球全域に誕生し、

その後、
単細胞生物の細胞内部の環境と地球環境とが、
時間の経過と共に、
単細胞生物の内部環境は変化しないのに、
地球環境は他の惑星と同じ様に、
段々と冷えて固まり命のない無機物へと変化していくという形で、
少しずつ、違う物へと変化して行く事になりました。

ちなみに生命体の起源の論争の中に、
『生命体は海から生まれた』と主張する説がありますが、
生命体が生まれた後に『海』が誕生したというのが正しいと私は考えています。

何故なら、
地球も他の惑星同様に、超高温の状態から、
段々と冷えて固まっていく過程を辿る中で、
一体、どの段階で『水💧』が生まれるのでしょうか?

たとえ『水💧』が生まれる化学反応が起きたとしても、
出来た水が蒸発せず、
海が出来上がるほど、水分量が増えるためには
『水💧』を作り続ける化学反応が継続的に行われなければなりません。

しかし、宇宙環境の中で起こる化学反応は、
変化し続ける物質の一方通行的な化学反応であり、
基本的に繰り返される事はありません。

宇宙の中で唯一、
同じ化学反応が繰り返し行われるのは、
生命体の体内での代謝活動だけなのです。

だからこそ、
単細胞生物がその時の地球そのものとして、
地球全域に誕生した後、
ゆっくりと無機物へと変化していく地球に対して、

自らの細胞内部の環境を構成する物質を地球そのものから摂り入れ、
細胞内部を構成するのに必要な形に分解再構成する 、
いわゆる『代謝』と呼ばれる活動をすることによって、

細胞内部を構成する物質は常に新しいものに変化するが、細胞内部の環境や機能は変化しない!
という形で、細胞内部の環境を変わらないものとして維持するのですが、

この『代謝』=( 摂取した物質の分解再構成 ) をした結果、
地球全域に存在する単細胞生物の代謝産物として、
地球全域を覆うように生まれたのが『水💧』であり、
代謝によって繰り返し『水💧』が作り続けられ、
地球の地殻変動により地面の隆起や陥没が繰り返し起きる事によって、
海が形成されていったと考えられます。

その後、
単細胞生物が多細胞生物に進化する中で、
地球そのものを食べ物として摂り入れるのではなく、
地球から生まれた他の生命体を食べる様になった時に、

食べ物を摂り入れ、
摂り入れた食べ物を消化吸収し、
自らの身体に必要な形に再構成するためには、
特別な専門器官が必要となりました。

その結果、
消化器官の原型となる管状の器官が、
多細胞生物に進化する時に誕生しました。

それと同時に、
消化器官は自分の体内に物質 ( 食物 ) を摂り入れることで、
外の世界と最初に接する場所になるため、
危険な物 (有害な菌など) に遭遇した時に身体を守る必要がありました。

その結果、
消化器官は食物を消化吸収する仕事以外にも、
外界から入って来てしまう危険な物から身体を守るための免疫機能を備えるようになりました。

人間の身体でも、
体内の免疫機能の約70%が腸に集中しているのは、
こういった進化の歴史が背景にあるためなんですね。

続く・・・

追伸:腸に免疫機能の約70%があるからこそ、
   免疫力を高めるためには、
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   腸を元気にしてくれます🍀



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