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転ばない工夫で、安心して暮らすために

こんにちは。合同会社RHSY(護身部)の山本です。

今日は「高齢者の転倒防止」をテーマにお話しします。


ある日の小さな「ヒヤリ」

夜中にトイレに行こうとしたとき、暗がりでカーペットの端に足を取られ「おっと!」と体を揺らした。
朝の台所で、濡れた床に気づかずに歩いて、ツルッと滑りかけた。

そんな「ヒヤリ」とした経験、皆さんやご家族にも一度はあるのではないでしょうか。
私の祖母も、玄関でスリッパが少しずれて転んだことがありました。幸い大きな怪我はありませんでしたが、それ以来「外出がちょっと怖い」と言うようになったのです。

でも、実際にはちょっとした工夫で「怖い」から「安心」へ変えることができます。


1.家の環境を整える

転倒の多くは自宅で起きます。
・廊下や階段は明るい照明にして影をなくす
・床に物を置かず、コードやマットはすべり止めで固定
・トイレや玄関に手すりをつける

小さな段差や暗さをなくすだけで、転倒の芽をかなり減らせます。


2.体を動かす習慣を持つ

「筋力の低下」と「足首の柔らかさ不足」が転倒の大きな要因です。
特別な器具はいりません。次の2つは特におすすめです。

  • しゃがみ運動
    和式便所に座るイメージですが、体にとても良いそうです。 椅子や机につかまりながら、ゆっくりしゃがんで立ち上がる。
    太ももやお尻の筋肉が鍛えられ、ふらつきを防ぎます。

  • 足首回し
    椅子に腰かけて片足を上げ、足首を大きく回す。
    血流がよくなり、足首の可動域が広がってバランスを崩しにくくなります。

台所でお湯を沸かす間やテレビを見ながらなど、生活の合間にできるのがポイントです。


3.靴と服装に気をつける

外出時は「滑りにくい靴」を選びましょう。かかとが浅いスリッパやツルツルの靴下は要注意。
また、裾の長い服やゆったりしすぎるズボンも、つまずきの原因になります。


安心が広がると、日常も広がる

高齢者の約5人に1人は年に1回は転倒を経験していると言われます。
けれども「環境の整え方」と「ちょっとした運動」を習慣にすれば、
「出かけるのが怖い」から「外に出て人と会うのが楽しみ」へと気持ちが変わっていきます。



セミナーのご案内

私たちの護身セミナーでは、こうした「体の使い方」や「住環境チェック」も取り入れています。
次回は 2025年10月13日(祝)@北とぴあ(←文字をクリックするとチケットサイトに遷移します)※一つ前のメルマガにて場所を大久保とご案内してしまいました

正しくは北区(JR/南北線・王子駅)の『北とぴあ』となります!

テーマは「もしもに備える安心時間」ですが、高齢の方にも役立つ内容を盛り込みます。

安心は小さな習慣から生まれるもの。ぜひ一緒に学び、日常をもっと楽しんでいきましょう。 こちらもチェック! RHSY(護身部)HP RHSY(コンサルティング部)HP


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