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電車内での周囲観察――小さなサインを見逃さない力

こんにちは。合同会社RHSY(護身部)の山本です。

電車に乗るとき、多くの人はスマホを見たり、音楽を聴いたりして過ごしています。
けれど護身の観点から言えば、車内は「安全そうに見えても小さな危険が潜む空間」。
だからこそ、周囲を観察する力を少し持っているだけで、不安を大きく減らせます。

今日は「電車内での周囲観察」のポイントをいくつかご紹介します。


■ 1. 距離と動きに注目する

まず観察すべきは、自分と周囲の「距離感」です。
不自然に近づいてくる人がいないか、必要以上に距離を詰めてくる人がいないか。
満員電車なら仕方ない場面もありますが、空いているのに距離を詰めてくる場合は要注意です。

また、立ち方や動きにも注目してください。
ふらついていたり、何度も立ち位置を変えたりする人は、酔っているか、不自然な行動をしている可能性があります。
「何かおかしいな」と思った時点で少し距離をとることが、自分を守る第一歩です。


■ 2. 手元に注目する――ポケットやカバン

次に重要なのが「手」です。 護身の観点では、手が何をしているかが最も危険のサインになりやすいからです。

  • ポケットにずっと手を入れている

  • カバンの中に手を差し込んだまま

  • 上着の中に不自然に手を入れている

こうした動作は、窃盗や痴漢、あるいは凶器を持ち出す準備かもしれません。もちろん単なるクセの場合もありますが、護身的には「違和感」として受け取るべきです。

特にポケットやカバンは「見えない領域」だからこそ注意が必要です。
不自然に手を隠している人がいれば、距離をとり、場合によっては車両を移動する判断も選択肢になります。


■ 3. 表情・視線・体の向き

もうひとつ観察のポイントは「顔」と「体の向き」です。

  • 何度もこちらを見てくる

  • 周囲をキョロキョロと落ち着きなく見回している

  • 不自然に一人の乗客ばかりを見つめている

これらは「狙いを定めている」「何かを探している」サインかもしれません。 また、体の向きにも注意。混雑していないのに真正面に立ち続ける場合や、意図的に出口を塞ぐような立ち方も、不自然な行動として意識するべきです。


■ 4. 観察が生む安心感

こうした周囲観察は「不安を増す」のではなく、「安心を増やす」行為です。
なぜなら「もしも」に気づけるだけで、回避する選択肢が生まれるからです。
気づかないまま不意に巻き込まれるのと、あらかじめ違和感に気づいて距離をとるのとでは、心の余裕がまったく違います。


■ 体験セミナーのご案内

私たちのセミナーでは、このような「観察のコツ」を実際に体験します。

次回は 2025年9月15日(祝)@目黒区立中央体育館。テーマは「親子で学ぶ防犯」。
お子さんと一緒に「車内でどう観察する?」を練習できる貴重な機会です。
もちろん大人だけの参加も大歓迎です。

「見る力」があるだけで、安心は大きく変わります。 ぜひ一度、体験してみてください。


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