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電車・バス・人混み…日常に潜む危険を察知する力
こんにちは。合同会社RHSY(護身部)の山本です。
私たちの暮らしに欠かせない「電車」と「バス」。
どちらも便利ですが、護身の観点から見ると“乗る前”に注意できるポイントがたくさんあります。
今日は「電車」と「バス」での違いを踏まえながら、安全な立ち位置と行動のコツを3つに整理してご紹介します。
■ 1. 立ち位置の選び方(ホーム/バス停)
電車のホームでは、黄色い線の内側に余裕を持って立つことが大前提です。
スマホを見ながらホームぎりぎりに立つのは転落や接触の大きなリスクになります。
また、ホームの端や柱の陰は死角になり、不審者に近づかれても気づきにくいので避けましょう。
おすすめは、見通しがよく人の目が届きやすい場所です。
バス停では、暗い時間帯にベンチや屋根の陰に隠れると死角が生まれます。
できるだけ街灯の下や人通りのある場所に立つのが安心です。
夜は「自分が周囲を見渡せること」「周囲から自分が見えること」の両方を意識すると安全度が上がります。
■ 2. 周囲を見渡す習慣
自衛隊の基本動作に「隠れる→見る→行動」がありますが、日常ではとくに「見る」が大切です。
電車では、周囲の乗客の様子を観察してください。
酔ってふらついている人は近くにいないか
不自然に距離を詰めてくる人はいないか
混雑で押されても転落しない立ち位置か
ほんの少しの注意で危険を避けられます。
バス停でも同じです。
周囲に不自然に視線を合わせてくる人がいないか
話しかけるように近づいてくる人はいないか
どの位置に誰が立っているかを確認できているか
「広く見る」ことで、不安を安心に変えることができます。
■ 3. 行動の準備(電車とバスの違い)
電車では、非常停止ボタンの場所を把握しておくと安心です。
いざというとき、ボタンの位置を知っているだけで冷静さが違います。
また混雑時は、流されないよう壁際や手すり近くを選ぶのも有効です。
バスの場合は事情が少し異なります。
路線バスのドアは運転手が操作しないと開きません。
ですから「出口に立っていればすぐ逃げられる」というわけではありません。
(もちろん非常ドアコックはあるのですが、車種によって場所が違います)
その代わり、比較的安全なのは最後部や後部出口付近です。
理由は、
周囲の視線を受けにくく不審者に絡まれにくい
車内全体を見渡せる位置にある
いざというときに非常ボタンや非常口(窓・ハッチ)にアクセスしやすい
という点です。
「逃げやすい」ではなく「安全を確保しやすい」位置として覚えておくとよいでしょう。
■ 安心は“事前の選択”から
立ち位置を工夫し、周囲を見渡し、非常時の行動をイメージしておく。
これだけで、日常の移動はぐっと安心に変わります。
護身術は格闘技ではなく、こうした“事前の小さな選択”を積み重ねて安心をつくる技術なのです。
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