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護身術は「恐怖」ではなく「安心」をつくるもの
こんにちは。合同会社RHSY(護身部)の山本です。
「護身術」と聞くと、多くの人が「怖い場面」「危険と戦う技」「格闘技の延長」といったイメージを持つかもしれません。
確かに、護身はもしもの時に自分や家族を守るための技術です。ですから“危険な場面”を想定して学ぶことには違いありません。
でも、私たちが本当に伝えたいのは「恐怖」ではなく「安心」をつくることなのです。
では安心をどのように作ったらいいでしょうか?
ヒントとして、自衛隊の教育にある指導内容をお伝えしますね。
■ 安全を確保しているか
戦いにおいて、隊員は下記の原則を学びます。
「隠れる、見る、戦う」
これは何をしているかというと、
隠れる(安全を確保する)
見る(状況を確認する)
戦う(行動する)
ということなんです。まずは、安全を確保しているんですね。
皆さんは、普段、安全を確保していますか? ギクって思った方は、日常生活で下記のポイントを意識しても良いかもしれません。
- 安全確保:明るい場所や人の目がある場所にいるか
- 状況確認:危険なものや人がいないかを観察する
- 行動:必要なら声を上げたり、走って逃げたり、助けを呼ぶ
状況確認までなら、ちょっと気をつけるだけでできそう、って思いませんか?
■ 護身の3つの柱
私たちのセミナーでは、格闘経験や体力の有無に関係なく、誰でも実践できる方法をお伝えしています。
その軸になるのは次の3つです。
危険を察知する感覚
周囲の状況を観察し、小さな違和感に気づけるようになる。冷静に判断する心の準備
「もしこうなったら」とシミュレーションしておくことで、焦らず行動できる。簡単で確実な行動スキル
大声の出し方、手の振りほどき方、安全な距離の取り方など、誰でもすぐにできる。これらを身につけると「何かあっても大丈夫」という自信が生まれ、日常そのものが安心に変わっていきます。
■ 護身は“日常の楽しさ”につながる
護身というと「怖い事件に備えるため」だけに思われがちですが、実はそれだけではありません。
安心が増えることで、外出が億劫だった人が積極的に出かけられるようになったり、子どもと一緒に遊ぶ時間をもっと楽しめるようになったりします。
つまり護身術は「恐怖を想像して生きるためのもの」ではなく、「安心して日常を楽しむためのもの」なのです。
■ 体験セミナーのご案内
私たちはこうした考え方を、体操感覚で体験できるセミナーを開催しています。
次回は 2025年9月15日(祝)13:00~14:30 @目黒区立中央体育館。テーマは「親子で学ぶ防犯」。
親子で一緒に学べる内容ですが、大人だけの参加ももちろん大歓迎です。
内容は「もしこの場面に遭遇したら?」をみんなで考えながら、簡単な体の動きや声の出し方を実際に試すというもの。
護身という言葉の堅さを感じさせない、安心と笑顔のある時間になると思います。
ぜひ一度、安心を手に入れる体験をしてみませんか?
ご参加をお待ちしています。