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メールマガジン バックナンバー
【おせっかいFP通信】#18 価値あるFP相談とは?
【あなたは「価値あるFP相談」とはどういうものだと思いますか?】
セカンドライフを楽しく楽(らく)にする!
おせっかいFPのセカンドライフ楽活指南
FPライフ・4Cの入原です。
いつもメールマガジンをお読みくださり、誠にありがとうございます。
皆さんは「価値あるFP相談」とはどういうものだと思いますか?
FP(ファイナンシャルプランナーの略)は「くらしとお金」に関する幅広い相談に対応します。
そんなFPは、大きくは2種類に分けられるんです。
【FPは2種類に分かれる】
FPは大きくは、「企業系FP」と「 独立系FP」の2つに分かれます。
① 企業系FPとは
銀行、証券会社、保険会社など金融機関や、住宅会社等に勤務。
無料相談、無料セミナーが多い。
② 独立系FPとは
FP事務所を経営または勤務。
有料となります。
例)有料で家計相談(ライフプランシュミレーション作成)、住宅ローン資金相談などを行います。
家計を診断してその課題を改善するのが、本来、FPの業務です。
ですから、「相談業務」を本業としているFPでなければなりません。
例えば、住宅会社に勤務している「企業系」FPは、住宅を販売するために知識としてファイナンシャルプランナー資格を取得しています。そして、売る商品はもちろん「住宅」です。
一方、「独立系」FPは住宅購入の資金相談を受けるために、FP資格を取得しています。だから、売る商品は「相談」そのものです。
ですから家の性能について「企業系FP」に相談するならともかく、住宅購入にかかわる資金相談、特に家計からみた購入の判断といった相談内容の場合、「独立系FP」の方が圧倒的にお客様寄りの相談になる訳です。
今回は知人の「独立系FP」が現場で感じたことをメルマガに載せていたので、皆さんと共有したいと思います。(文字数の都合上編集あり)
【3回目に訪ねてきたお客様の事例】
「あと2万円足しがあれば、なんとか家計が回るのですが…。」
お客様は、お子さんが専門学校進学中、貯金も少なくなってきている。銀行のフリーローンも少し、消費者金融にも数万円ですが手を出してしまっている状況です。今が一番苦しい時期なのでとても悲観的でした。セカンドオピニオンならぬ、サードオピニオン。
さて、どうするか。
やることは王道な方法「ライフプランシュミレーション」を作成し家計の状態をチェック(健康診断)。そして、適切な処方箋を出す(診療)。もちろん有料となります。
ライフプランを作った結果、状況は思ったよりも…深刻ではありませんでした。
直近では支出がかさみ家計の底ではあるものの、今後は少しずつですが貯金もできることが分かり、数年でフリーローンも完済可能。そして月2万円でいいから貯金を続けることができれば、かなり収支を改善することが可能でした。この2万円は節約するでもいいし、副業で増やすでもいい。よくよく聞いてみると、奥様が転職することで収入が増え大きく改善できそうな兆しもありました。どの方法をとるかはお客様次第ですが、最悪期はまもなく明けトンネルの先は明るいということが分かりました。
それを知ったお客様は「こういうアドバイスが欲しかったです。」と言っておられました。
では、他のFPは何を提案したのか?
ライフプランを作って問題点を見つけて、改善策を提案するのがFPの王道なのですが、先行して面談した2名のFPの方はいずれもライフプランの作成の話にならなかったようです。揃って提案されたのは、変額保険だったようです。
「(???この状況で)」
まずは現状改善をして数年後にそういった提案ならわかりますが、いきなり揃いもそろってその提案というのは私にはちょっと思いつきませんでした。
以下省略
皆さんは、これを読んでどう思われたでしょうか?
独立系FPは自分の知識を総動員して、あなたのために時間を使って考えサポートします。
自分が本当にめぐり会いたいと思う相談者(FP)を探すには、金額で判断するのではなく、サービスの質をきちんと理解して、それに共感できるかどうかだと思います。
【まとめ】
・FPは2種類に分かれる。「企業系FP」と「独立系FP」
・「あるお客様の事例」から、価値あるFP相談とは、サービスの質をきちんと理解してFPを探すこと。
「独立系FP」は、よりお客様の「くらしとお金」をお客様の立場になって相談業務ができるように日々研鑽を積んでいます。有料のFP相談には価値があります。私も独立系FPとして皆様のご相談をお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。