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あなたのセルフイメージを上げる方法

 

僕は10年以上、お掃除の現場でいろんな方のお家を見てきました。

 

お家を見ると、その方がどんな風に普段生活しているのかがある程度想像できます。

 

何が心地よい状態で、何を気にしているのか、こだわっているのか。

どんなことに興味があり、好きなものは何か。

 

住空間はその人にとっての「当たり前の空間」になっていきます。

無意識の領域ですね。

 

だから無意識の領域、潜在意識とも言いますが、ここに与える影響はとても大きいと思っています。

 

なぜ無意識、潜在意識が重要なのか

ちょっと話は変わりますが、僕は過去に「宝地図」(ドリームマップ、ビジョンマップとも言います)という誰でも簡単にできる目標実現法について学び、子どもたちに教える活動をボランティアでやっていました。

この宝地図は、自分の叶えたい夢や目標を写真にしてコルクボードなどに貼り付け、よく目につくところに飾っておくと夢が叶うというものです。

 

そんなバカな、と思う方もいるかもしれませんが、この影響力はすごいということを、僕は自分の子育ての中で実感しています。

 

・長女はハリウッドスターになりたいという夢を貼り付け、就職は劇団四季に入りました。キャストではなく音響の方ですが、大きな方向性はそのままの道に進みました。

 

・次男は整形外科医になりたいという夢を貼り付け、現在医学部に通っています。

 

他に4名の子どもたちがいますが、小学校の頃からそれぞれ夢を目標として貼り付け、おそらく「無意識に」成長していっているので、いずれ自分の目標に気付き、修正し、夢を実現することと思います。

 

こうしたことが起きる理由は、脳は何度も目に入る情報を生きていくための必要な情報と認識し、短期記憶から長期記憶の保存場所へ移行するようです。この期間、確か30日くらい。

 

ということは、何度も目に触れているものは、無意識に生きていくために必要な情報としてインプットされるのです。

 

住空間はメッセージを発信する

 

ここでもう一度、住空間の話に戻ります。

 

僕がお掃除の仕事をし始めた時、お客さんにアンケートをとって「なぜ今回お掃除を頼みましたか?」ということを聞いたことがあります。

その時の理由が僕にとっては想像していなかったものでした。

 

汚いのが嫌だからとか、自分でやるのが面倒だからとか、時間がないからとか、そういう理由なのかなと思っていました。

一番多かった理由はなんだったと思いますか?

 

 

それは、

 

「汚れた状態を見て自分を責めてしまうのが辛かったから」

 

わかります、これ?

 

つまり、部屋が汚い、住空間が汚いと、気になることがあることで、自分のメンタルに大きな影響を与えていたということです。

 

これは僕にとってとても大きな気づきでした。

僕は住空間という3次元の物理的な空間をキレイにすることで、その方のメンタル、気持ちを気分良くしに行っていたということです。

そこから僕の仕事に対するイメージは変わりました。

 

日常的に自分を責める要因になっているものを取り除いてあげる仕事です。

とても価値が高いですよね。

 

ということは。

日常生活の中で一番リラックスして過ごせる住空間は、どんな環境であるかがすごく重要だということです。

無意識で過ごす時間が長いので、いいメッセージも無意識領域に届きますが、同時に「悪いメッセージ」も無意識領域に届いてしまうのです。

 

 

無意識、潜在意識への影響を重要視する

あなたも聞いたことがあると思いますが、私たちが意識できている顕在意識は私たちの能力のわずか3%ほどに過ぎないようです。残りの97%に当たる無意識の力を利用した方が、楽に結果が出ます。

 

この97%をどううまく利用するのかについては様々な成功法則などがありますが、僕はお掃除をしていて感じることは、この無意識に「悪影響を与えない」こともとても大切だと思っています。

 

家が汚かったら、モノに溢れごちゃごちゃしていたら、きっと気分良く過ごせませんね。

先ほどのお掃除をしたかった理由にあったように、自分を無意識に責めてしまうようなことが起きている。

それはセルフイメージを下げてしまいますね。

 

セルフイメージは「自分はこういう人間だという意見」ですから、これが下がってしまっては、人生でいい結果を出すことは難しくなってしまいます。

 

そこで、このセルフイメージをあげるために家の環境を整える、という目標設定をすると、家のお掃除や片付けも楽しくなってくるのではないかなと思っています。

 

 

僕にとっての片付けとは

掃除を仕事にしてきて気づいたことがあります。

一つは、住環境は自分の人生設計に大きな影響を与えているということ。

もう一つは、住空間を快適に保つためには仕組みが必要ということ。

 

まず住環境と人生設計の話。

 

僕は今年51歳になりました。健康に元気に働けるのはあと20年くらいでしょうか。そこから先の自分の体力や知力はどう変化しているのか、精神力含めてちょっとわかりませんが、希望として70歳くらいまでは元気に現役で働きたいなと思っています。

 

ですので、僕が今のテーマにしているのは、「ここから先の人生を何に絞り込んで時間を使っていくのか?」です。

以前も書きましたが、「より少なく、しかしより良く」を座右の銘として日々生活しています。

これからもなんでもやれますが、なんでも手をつけることはしません。

70歳になった時に、年齢を重ねたことでより価値が増すような仕事をしていたいし、そういう人間でいたい。

 

そのためには「何を選択するのか?」がとても大事な行動であり、熟考すべき内容です。

これをするために毎年の年末に「片付け」をすることが重要な行動になっています。

 

何を残し、何を捨てるのか?

 

これは自分の人生においての話ですが、頭の中だけで考えているとなかなか難しくて進みません。

でも、モノとして目に見える、手で触れるモノで判断すると選びやすいですし、モノと向き合うことで自分の内面に気づくことができます。

 

僕はそれが一番反映されるモノの一つが「本、書籍」だったりします。

とにかくいろんなことが知りたいというのは誰でも思いますよね。

読もうと思って読めていない本はたくさんあります。

本はそれを知りたいという欲求であり、こうなりたいという欲求であり、自分を変えたいという欲求が投影されたモノだと思っています。

 

その読んでいない本を眺めたり、もういらないなと捨てている自分、まだ捨てられないと葛藤している自分、そういうモノの取捨選択をしながら、自分の根底にある気持ちを眺めるんです。

 

片付けをすると、身体は動かしていないのにものすごく疲れることってありますよね?

それって身体のエネルギーは使っていませんが、メンタルエネルギーをものすごく使うからです。

片付けはエネルギーワークでもあります。

 

これをすることで、自分の進みたい方向性を確認し、自分の欲しい未来、なりたい自分に関係するものだけを部屋に残していきます。

なんとなく置くのでなく、意識的に捨てるか、残すかを選ぶ。

そうして残したものは、葛藤もふくめて今の自分の状態を現しています。

 

僕はそうして残した書籍を目につきやすいところに置きます。

そしてそれが常に目に入るようにします。

こうなるぞ、ここに向かうぞ、これに人生賭けるぞ、と無意識にモノからメッセージをもらいながら生活します。

そうしたら、うちの子供たちが出してくれた結果と同じようなことが起きるはずです。

方向性は間違わないでしょうし、無意識のアンテナが立ち、関連する情報を集めてくるでしょう。

 

目標が叶わないのは忘れてしまうから。毎日、毎時間、目についていたら忘れようがないですね。

 

あなたにとっての目標、進みたい方向は?

誰とともに時間を過ごしたいのか、何に囲まれてどんな気分で生活したいのか、年末に向けて考えてみてくださいね。

 

 

 

もう一つは住環境を快適に保つための仕組みの話。

 

僕はお掃除のために人の家にお邪魔していました。

掃除していて気づいたのが、「この家はお掃除よりも片付けがまず必要だな」という家があったこと。

 

お掃除は一時的にそこをキレイにします。

しかし、その後、そこをキレイに保ち続けるかどうかは、そこに住んでいる人の生活習慣にかかっています。

このキレイにし続ける生活習慣を維持できるかどうかは、その人の意思力による状況だとなかなかうまくいきません。

 

大事なのは「掃除しやすい環境を維持する」ことだと思います。

 

掃除が行き届いていていつもキレイな家の方に、どうしていつもキレイにできるのか聞いたことがあります。

大体そういう方は、意外にも掃除が好きという方ではありませんでした。

掃除が嫌いなのにどうしてキレイにできているのか?

 

掃除が嫌いだからこそ、掃除を簡単にできる環境を保つ努力をしているようでした。

もっというと掃除の仕事が増えないように環境を作っていました。

 

大事なのは「モノをしまう」ことでした。

 

モノをしまうことで、簡単に掃除機をかけたり、雑巾で拭いたりできます。

モノが出ていると、それをどかす手間が発生します。

その一手間が「面倒」となるのです。

 

また、モノが出ていることで、汚れなくていいものが汚れます。

仕事が増えるのです。

 

僕がそれを教えてもらってから、自分の自宅でも試しました。

キッチンのレンジ周りに置いてあった調味料や調理器具を全部棚や引き出しにしまいました。

それまでは使いやすさを優先して出していましたので、使いづらくならないか気になっていましたが、そんなことはありませんでした。

キッチン周りがスッキリして、かえっていろんな作業がやりやすくなりました。

モノが減ったことで簡単に洗剤をスプレーすることができて、頻繁に拭くことができるようになりました。

 

玄関にはそれまで靴が出しっぱなしでしたが、すぐに使わない靴はしまうようにしました。

玄関がスッキリすると気分もいいですし、ホウキをかけるのも頻繁にできるようになりました。

掃除をするまでの一手前がないことで、こんなに違うのかと実感しました。

 

住空間はキレイにし続けないといけませんね。

そのためには頻繁にやることです。

頻繁にやるためにはそれがやりやすい環境を作ることです。

 

モノをしまうためには、収納スペースに入るだけの物量に収めないといけません。

これがまた自分の欲求と向き合う作業ですね。

スペースに溢れた分を見つめる。

全部抱えきれるのか?

すぐに答えが出ないこともあります。

でも毎年繰り返して眺めることです。

そのうちに時間の経過が解決してくれることもあります。

 

ここでも内観することになります。

モノと向き合う時間は時に辛く、しんどい時間にもなりますが、気長に、気楽にやることです。

そのうちにいい意味でのあきらめができるかもしれませんし。

 

最後は「明日死ぬとしたら何を残したいか?」といった究極の質問をしていくことが、その作業を簡単にしてくれるかもしれません。

 

 

片付けについて今日は長文の記事になりましたが、伝えたかったことは心地よく、気分よく過ごしてくださいってことです。

それには住空間は影響大きいですよって話でした。

こだわりが出てしまいましたねw

 

玉川広志

 

 

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お楽しみに。

 

 

 

 

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