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江別はぎわらファームさんのトウモロコシが美味しいわけ!鉄八南雲です。
こんにちは、鉄八南雲です。
「えー、長靴持ってこなかったの?」
(えっ、長靴?
今日は快晴だし、
しばらく雨降ってなかったよ・・・)
江別にある、はぎわらファームさんに来ました。
トウモロコシ畑見学には、長靴が必須だったのです。
お借りした長靴で歩いていくと、
畑までの途中もぬかるみだらけです。
「これ持ってごらん」
渡されたのはこぶし大の土の塊です。
「わっ、おもっ!」
まるで石のような重さです。
「ここの最大の特長、粘土質の土だよ」
粘土は泥炭や砂地と比べて、水はけが悪くて、
葉物野菜の栽培には向きません。
何より作業が大変なので、嫌われます。
だから、常に長靴は必須なのです。
ところがトウモロコシにとっては、
この石のように重い粘土のせいで、
養分をゆっくり吸うことになって、
それが甘さに繋がるのだそうです。
さらに、泥炭や砂地の養分は
浅いところにしかないのに対して、
粘土の養分は深いところまであるそうです。
トウモロコシの根はまっすぐに伸びます。
なので、まっすぐ伸びたトウモロコシの根が、
いつまでも養分を吸えるわけです。
ここのトウモロコシ畑の隣には水田があります。
さらに、まわりを川に囲まれています。
そのおかげで、畑が程よい湿度に保たれるそうです。
そして、畑と川の間がちょっとした森になっています。
森の木が風よけになってくれています。
強烈な粘土質の土、
水田と川による湿度、
森の木による風よけ、
萩原さん曰く、トウモロコシ栽培にとっては、
「唯一無二の奇跡の畑」だそうです。
「こんな土地は他にはないし、
大変すぎて誰もやりたがらない」
そう、そこに、萩原さん兄弟と
お父さんがいて、できるわけなのです。
まさに「奇跡のトウモロコシ」です。
多い時には1日2000本以上、
朝5時前から10時間収穫することもあるそうです。
それだけ広大な畑なのですが、
農協には出さずに、自分たちで全て販売しています。
そうなった経緯もおもしろいです。
いまのように「スイートコーン」、
甘いトウモロコシがなかった時代です。
粘土の土で作るトウモロコシは
それだけで甘くなっていました。
すると、農協から、
「甘すぎるので、規格外です」
と、はじかれてしまったそうです。
甘すぎるからダメって??
そうやって、自分たちで売ることになったそうです。
今や、スイートコーン全盛です。
奇跡の畑は増やせないので、
これ以上は作れないんです。
「トウモロコシはどうやって食べるのが
一番美味しいと思いますか?」
「それは人それぞれだからね」
えー、期待してた答えじゃない(泣)
でも、話がBBQとかになったとき、
「トウモロコシは、炭火で焼いたのが一番だよな!
でもなかなか食べられないんだよ」
それ、それ、その答えが欲しかったんです!!
「一番美味しい時期はいつですか?」
「それは今だよ」
おっ、また、それそれ!
寒暖差が大きくなった今が一番だそうです。
しかも、これから収穫する畑は、
育つのに時間がかかる、
種から植えています。
通常は苗を育てて、ポットで植えます。
その方が早く育ちます。
でも、「種」からの方がまっすぐ根が育つので、
トウモロコシにとっては、いいみたいです。
そんな「奇跡の畑」のトウモロコシ、
一番美味しい時期の、
一番美味しい食べ方、
「はぎわらファーム 今朝採れトウモロコシ 炭火焼」
収穫は、今月いっぱいみたいです。
そして、「利尻産完全無添加ムラサキウニ」
今回入荷分が、今年度最後になりました。
来週からウニ屋さとうさんは
また海に潜りに行ってしまいます。
「北方四島産完全無添加バフンウニ」
登場するまで、お待ちください。
では、お会いできるのを楽しみにしています。
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円山炭馳走鉄八
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【発行者】南雲 徹
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