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【おせっかいFP通信】#14 2024年10月火災保険値上げ!過去最大の引き上げ幅⁈

【2024年10月火災保険値上げ!過去最大の引き上げ幅⁈】
セカンドライフを楽しく楽(らく)にする!
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FPライフ・4Cの入原です。

いつもメールマガジンをお読みくださり、誠にありがとうございます。

今年の7月~8月は関東でゲリラ豪雨が多発しました。関東での落雷回数は昨年の約1.7倍。各地の台風被害も大きく大変な夏でしたね。皆様のお住まいのエリアは大丈夫だったでしょうか?

もはや自然災害は珍しいことではなくなってしまいました。今回は「災害保険」についてお伝えいたします。

【2024年10月火災保険値上げ!過去最大の引き上げ幅⁈】
住宅を購入される際に火災保険に加入されると思いますが、火災保険には長期契約割引というものがあり、契約期間が長いほどその割引率は大きくなります。

以前は20年分を一括で払うと、保険契約額にもよりますが約20万円位で加入できていたと思います。

なぜ昔はそんなに長期の火災保険があったかというと、「住宅ローンに合わせるため」です。

住宅ローンの返済期間は30年とか、35年で組む人がほとんどでした。だから、それに合わせて火災保険も、30年以上の超長期で組めるようになっていたのです。

しかし、ここ数年、「長期」の最長期間が短くなり割引率も減ってきています。

過去、2015年10月より以前は最長で36年まで契約が可能でした。
2015年10月以降からは最長契約期間が10年となり、
2022年10月からは、最長期間が10年から5年に短縮変更されました。

そして今回の火災保険料の値上げです。


【「自然災害の増加」で火災保険は赤字 水災リスクに応じた5段階の保険料に!】
なぜ、頻繁に値上がりするのでしょう。

ここには地球温暖化などにより、毎年のように起こる大規模な自然災害が関係しています。

実は、火災保険の収支は赤字になっています。保険金の支払いに対して保険料の収入が追いついていない状態です。

つまり、それだけ大規模な自然災害が多発しているわけです。
保険料はここ10年で5回も改訂されました。

さらに、今回の改定で大きく変わったのが、「水災」の保険料です。

これまで「水災」の保険料は、全国一律でした。しかし、改定後は市区町村別に5つに区分し、水災のリスクによって異なった保険料が適用されます。


【「正しい情報を得ること」「経済的なリスク対策に対する正しい認識」この2つが必要】
今後は高い保険料の支払いが5年毎にやってきます。それだけ高い保険料を払っていても、いざという時に役に立たなかったら困りますよね。

補償される金額を認識している人は多いと思いますが、補償内容については忘れている方も多いのではないでしょうか。

いま加入している「火災・地震保険」の補償内容を是非確認して欲しいと思います。

でも、

「保険内容の確認って、何を基準に確認していいか分からない?」
「みんな入っている保険だし、大体は網羅されているでしょう。」

という方は多いのではないでしょうか。

私も何か参考になるものはないかと探しました。そしてお薦めしたい本を見つけたのでご紹介いたします。

「火災・地震保険とお金の本」
(あなたの身を守るために「保険」と「お金」を考えなおそう)
(発行所:自由国民社 2020年11月電子書籍版発行)


1章では、
Q&A形式でお客様から特に多い疑問・質問を中心に答えています。
2章では、
火災保険と地震保険の中でも特に知っておくべきことを集めています。
3章では、
災害時を想定した場合、その経済的リスクに対する考え方を解説しています。

「そうそう、それを私も知りたかった!」という内容がたくさん載っていました。また、問い合わせ機関の情報なども載っているので保存版として置いておきたい本だと思いました。


【まとめ】
① 2024年10月火災保険値上げ!過去最大の引き上げ幅 
② 「自然災害の増加」で火災保険は赤字 水災リスクに応じた5段階の保険料に
③ 「正しい情報を得ること」「経済的なリスク対策に対する正しい認識」この2つが必要です

保険やお金のことだけに限らず、知っているか知らないかで大きく変わってきます。
良質な情報をキャッチして、災害に備えていきましょう!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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