鉄八−TEPPACHI−

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

獺祭の「凍眠生酒」ってどんななの?鉄八南雲です。

こんにちは、鉄八南雲です。

「凍眠生酒」を初めて世に出した酒蔵は、
岩手の南部美人です。

久慈社長がその誕生物語を語っています。


「私は、生酒を飲めません」という
驚きの一言から始まります。

「でも、『蔵で飲むしぼりたての生酒』は大好きで、
これが世界でいちばんおいしい、
これに優るものはないと思っています」
と、述べています。

だから、市販の劣化したものを飲むと、
すごく心が痛いので、南部美人では、
生酒をあまり出していなかった、
と言うのです。


「生まれた瞬間に100点だとしたら、
次の日は99点、1週間後には90点・・・、
2週間後には70点ぐらいになっている感じ」
だそうです。


何とか、蔵で飲むような、
しぼりたて100点満点の生酒を、
世界中の人に味わってもらいたい、
と願っていました。


あるとき、久慈社長が仕事で行った高知で
食べたカツオのタタキのおいしさに感激したそうです。
実は、それが「凍眠」で冷凍したものだったというのが、
久慈社長と「凍眠」との出会いでした。


「凍眠」による急速冷凍の仕組みをきいて、
「お酒をこの機械で凍らせたらダメなのかな?」
と、さっそく試したそうです。


人生で鳥肌が立つ経験ってそうないと思っていた久慈社長、
本当に全身鳥肌が立ったそうです。

以前間違って冷凍しちゃったお酒の
おいしくなさを知っていたからです。


私が、初めて「凍眠」に出会ったとき、
「凍眠」で凍らせた鶏肉を
解凍して焼いて食べたときの衝撃と
同じだったのかもしれません。


蔵でしぼった生酒を「凍眠」で冷凍酒にする、
チャレンジが、そこから始まったのです。


視覚、味覚、嗅覚などの人間の感覚を用いて、
製品の品質を判定する「官能検査」を行いました。

その結果は、「酒の味は変わらない」という
科学的数値データが出てきたのです。


さらには、解凍方法による味の違いの試験、
そして、長期保存による変化の分析、等々、を経て、
本格的な商品化に進んでいったのです。


久慈社長と、テクニカン前川さんの尽力で、
開発に成功したのが「凍眠生酒」なんです。


今や、この取り組みに賛同した酒蔵は
全国で26になっています。



2022年、ニューヨークのオークションハウスで
日本酒が初めて出品されました。

落札価格は、なんと8,125ドル(当時のレートで約115万円)。
それが、日本一の山田錦で造った獺祭です。
それも、なんと「凍眠」を使ったものでした。


その獺祭が商品化した、「凍眠生酒」を入手しました。
「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 寒造早槽」

3本だけでメニューには載せないので、
私に声かけてください。


「凍眠生酒」生みの親 「南部美人 特別純米」
お客様の評価が最も高い 京都松井酒造 「純米 神蔵」
こちらも追加で仕入れました。


「凍眠生酒」文化を、一緒に広めていきたいと思っています。



利尻産完全無添加ムラサキウニも入荷しました。

以前訪問した、江別はぎわらファームさんの
今朝採れトウモロコシ 恵味ゴールドも
どんどん美味しくなっていきます。



来週はドレッシングで使っている
北のスーパーフード「アロニア」の産地、
大滝村に行ってきます。

いよいよ果実が実ってきて、
来月には収穫になるそうです。

まだまだ知られていないこのアロニアも
もっと広めたいと思っているひとつです。





では、お会いできるのを楽しみにしています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
円山炭馳走鉄八
〒064-0820
札幌市中央区大通西24丁目1-16
【発行者】南雲 徹
【連絡先】t_nagumo@teppachi.jp
【HP】http://www.teppachi.jp/
【FB】https://www.facebook.com/nagumo.toru

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する