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【おせっかいFP通信】#12アメリカの貯金箱の穴は4つある⁈

【アメリカの貯金箱の穴は4つある⁈】
セカンドライフを楽しく楽(らく)にする!
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FPライフ・4Cの入原です。

いつもメールマガジンをお読みくださり、誠にありがとうございます。

皆さんは、貯金箱というとどんなものを思い出しますか?
豚さん、まねき猫などいろいろなタイプの貯金箱を思い出すことでしょう。
そしてお金をいれる「穴は一つ」だったと思います。

実は、アメリカの子供向けの貯金箱は「穴が四つ」あるのです。これは子供向けの金融教育玩具です。
商品名は「ハッピー・マネー®のピギーちゃん」
(販売元:I-Oウェルス・アドバイザーズ(株) 通称:FIWA)
(写真)⇩
https://home.tsuku2.jp/f/nenkin/New_1

これは単なる豚の貯金箱ではありません。小学校から中学校の子どもたちがお金の管理を学ぶための教材です。

ピギーちゃんには、
SAVE:セイブ(「貯蓄」「ためる」)
SPEND:スペンド(「消費」「つかう」)
DONATE:ドネイト(「寄付」「ゆずる」)
INVEST:インベスト(「投資」「ふやす」)
という四つのおカネの投入口があります。

それぞれの投入口から入れたおカネはお腹の四つの部屋に入り、それぞれの足から取り出せます。この貯金箱を使うことで子どもたちは、賢いおカネの使い方、喜びを先にとっておくこと、寄付をする喜び、おカネを増やすための投資などを学んでいくことができます。


【お金は四つの用途に分ける「ためる」「つかう」「ゆずる」「ふやす」はどう違うのか⁈】
ハッピー・マネー®四分法は、本当は子どもだけではなく、大人にもよく知ってもらい、実践してもらいたい内容となっています。

●「つかう」
今の自分に喜びをもたらします。お金を使って、今欲しいものを買えば、今の自分が嬉しいのです。

●「ためる」
少し先の自分の喜びです。1ヶ月の予算やお小遣いでは買えないものを何か月かかけてお金をためて買えば、大きな喜びを得られます。我慢によって喜びのご褒美が大きくなるのです。

●「ゆずる」
自分のためではなく、困っている人、苦しんでいる人などのためにお金を使うことです。つまり、世の中を少しでも良くするためのお金です。

●「ふやす」
将来のために増やしておきたいお金を、今、事業にお金を必要とする会社に使わせてあげる。その会社がたくさんの人たちのお金を使わせてもらい、世の中のためになる仕事をする。世の中の人々から感謝され、感謝のしるしとして会社にお金が集まってくる。それが会社の利益です。その利益の一部が将来、自分の元に戻ってくるというものです。

この「ふやす」で解説したことが「投資」というものの基本です。

投資というと株価を見ながら売ったり買ったりしてもうけようとすることだというイメージがありますが、それは間違っています。投資というのは自分のお金を企業に融通し、その企業を通して社会のために役立てることです。お金を融通するから「金融」といいます。

「ふやす」「投資」については、FIWA会長の岡本和久さんの書籍「お金と心」(200パーセントのしあわせ持ちになれるシンプルな生き方)に更に詳しく書かれています。ご興味のある方は是非読まれることをお勧めします。

【まとめ】
① アメリカの貯金箱の穴は4つある!
② お金は四つの用途に分ける「ためる」「つかう」「ゆずる」「ふやす」はどう違うのか⁈

新NISAが始まって投資を始める方が増えてきました。これはとても良いことだと思いますが、正しいお金の教育がまだまだ日本には定着していません。

先日、株価暴落の騒ぎがあり少し不安になった方も多いのではないでしょうか。金融庁が「投資信託は長期運用なので安心して継続してください。」と火消しに走りましたが、本来は新しい枠組みを作る前に、国民に正しい金融リテラシーを浸透させる必要があったと思います。

私たちは「おかね持ち」になるだけではなく、「しあわせ持ち」になる必要があります。「しあわせ持ち」になる情報を今後も発信していくつもりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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