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【in-transition】太陽の下で - 真実の北朝鮮



先日、Amazon Primeで
「太陽の下で - 真実の北朝鮮」
という映画を見ました。

北朝鮮の首都平壌で暮らす、
女の子を主人公に、
同国の人々の
「ありのまま」の暮らしをテーマに
ドキュメンタリー「風」に
撮られた映画です。

同国の指導者である
金日成、金正日、金正恩を
祀り上げる教育が
小さいときから与えられ、
街にも各家庭にも
いたるところに彼らの
肖像画や銅像、
標語が並んでいます。


この映画を見て、
「ある意味、
 北朝鮮の人たちは楽だろうな」
と思いました。

なぜなら考えなくていいから。

自分は金元帥様のために
生きているのだと教えられ、
自己実現と体制への順応が一致し、
自分がなんのために生きているのか
なんて考えなくてもよさそうだから。
体制に従順で、能力があれば、
国家から仕事と生活を与えられる。

それが幸せかどうかは分かりませんが、
楽であるとは思いました。


そして、もう一つ思ったのは、
この状態は果たして
クレイジーな国だけの
ことなのかと。

わたしたちの暮らす
自由主義、民主主義の国も
根本のところは
変わらないのではないかと。

例えばサラリーマン。
下の図はサラリーマンが
生涯に渡って受け取る賃金の
推移を表したものです。



厚生労働省から出ているこのグラフから
見えてくることは多々あります。
・1976年、1995年に比べて2022年は
 明らかに賃金の上昇が抑えられていること

・女性の賃金は年々上昇しているものの
 男性に比べると依然大きな開きがあること

でも、ぼくがこのグラフを見て
最も大事だと思うことは、
サラリーマンは「縮小の未来」
しか待っていないということ。

高度成長期を生きたぼくのじいちゃんは、
退職しても豊かに暮らせるだけの
年金をもらっていました。
でも、私たち現役世代は、
年金だけで老後を豊かに暮らせる
ことにはなりません。
「老後資金〇千万円」を
自分で用意する必要があります。


あるいは、この国の人口推移。
下の図は総務省の資料です。



2050年には人口が一億人を割り、
人口の4割が高齢者の国になります。

事業をされている人に待っているのは、
「需要」の確実な収縮です。


わたしたちの暮らしている国は、
某国とは違い、
このように情報が公開されています。
ニュースでも報じられています。

でもこの確実にやってくる未来に対して、
動けている人はどれだけいるでしょうか?

こういう情報を投げかけても
よくこんな返事が返ってきます。

「知らされていなかった」

「知ってはいたが、
 どうしたらいいかわからない」


先の戦争が終わったあと、
知識人も含め多くの人が、
不条理な戦争に対して
上のような感想を言いました。

戦後まもなく80年。
変わっていませんね。

戦争も経済も、
どこか他人事なんですね。
自分と大切な家族の命に
関わることなのに。


じゃあなんで
他人事になるのか?
ぼくの妻が
こんなふうに言っていました。

「楽なんだよ。
 考えない方が楽だし、
 いまのまま変えない方が
 楽なんだよ。」


国は違えど、
わたしたちはかの国の人たちを
笑えるだけの生き方をしているのか?

ぼくはぼくの人生の主人公でありたい。


今日もここまでお読み頂き、

ありがとうございました!

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