合同会社LITRA

EPISODE 1 of LITRA​​
合同会社 LITRA 代表社員
加藤 亮介
Ryosuke Kato

おすそわけマーケットプレイス「ツクツク!!!」との出会い​​

ぼく、ツクツクやります!

​2022年の春、ニセコ町地域おこし協力隊として新規就農を目指す2度目のシーズンを迎えていました。就農に向けて、栽培でも販売でも実績を作りたい大事な1年の始まり。
​まだ自分の背丈を越える雪に囲まれたビニルハウスの中での、初めての苗作り。畑の雪が溶けてからは、手押しの耕うん機での畝づくり。農園のSNSの立ち上げ。経理システムの導入。
​そんな折、いつもお世話になっている農家のお手伝いに行った際、ツクツク!!!のことを教えてもらいました。農園のホームページや、ネットでの通販の仕組みが必要だと思っていたタイミング。早速、zoomでツクツク代理店をやられている中西さんという方からお話を伺いました。

​​ホームページや野菜の直販の機能はもとより、自分がやりたかった農園体験をウェブチケットとして販売することもできる、自分にとって必要な機能が全て揃ったECサービスでした。けれど、即断した一番の理由は、​ツクツク!!!はこれまでにない新しい経済を生み出す仕組みだと直感したことでした。
そして、2022年6月、ツクツク!!!に参入しました。


売るってこんなに大変なんだ。​​
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​ちょうど同じ頃、ニセコを離れる農家の方からビニルハウスを譲って頂けることになりました。ビニルハウスの解体と資材の搬送作業、同時並行で畑の野菜の管理、販売に向けての準備作業。ほとんどすべての作業を自分一人でこなす仕事の山に、ツクツクの活用は後回しとなっていました。

​トマトやナスといった夏野菜の収穫が始まった7月後半、ご近所の観光スポットの駐車場の一角をお借りして、ひとりマルシェを毎週末に開催しました。無農薬無化学肥料を売りにするものの、なかなかお買い求め頂けません。売れ残った野菜は、近所におすそわけしたり、自分たちで食べました。この頃は毎日、畑で獲れたスイカを食べていたなぁ。人生で一番スイカを食べた、ある意味贅沢な夏でした。

​ぼくはこれまでの人生で、自分でなにかを売った経験はありません。サラリーマンとして、自分に与えられた仕事をこなすことで給料を得てきました。でも、率直に、自分の育てた野菜は美味しかった。そこで、ミニトマトの試食販売を始めたところ、あっという間に野菜が売れていったのです!

​あるお母さんは、試食をした子どもにせがまれて、ミニトマトを一パックお買い求め頂きました。車に乗ってお帰りになられたと思ったら、すぐに道路に車を止めて、そのお母さんが走って戻ってきました。

​「あともう二パックください!!車の中で食べたら、本当に美味しくてびっくりしました!」

​本当に涙が出るくらいうれしかったです。今もこの文章を書きながら、涙ぐんでいます。
​思い出し泣き(笑)。
価値を伝えることができた結果として売れるんだ
​ということが分かった瞬間でした。

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​たくさんの貴重な経験を積んだ2022年、しかしなにもかもひとりでやろうとして、10月以降は、燃え尽きてしまって年末まで臥せってしまいました。ツクツク!!!を活用しないまま、2022年が終わろうとしていた頃に、ツクツク!!!のオンラインセミナーのお誘いを頂きました。

収穫したナスと一緒に

ぼくのLife Transition

再始動!
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​​2022年の年末のオンラインセミナーの講師は、松村さんという方でした。
​2019年に参入し、北海道にツクツク!!!を広めたパイオニア。
優しそうな雰囲気の奥にある、確信に満ちた熱意がzoomの画面越しに伝わってきました。
​​そしてなんと、松村さんは、ぼくの住んでいるニセコから車で40分ほどの洞爺湖にお住まいでした。セミナーからすぐの2023年年明けに、ニセコにお越し下さり、丸一日かけてこの事業のことを直接お話してくださいました。心に火が点きました。
​​知れば知るほど、学べば学ぶほど、ワクワクが止まりませんでした。

​すべては繋がっていた​​
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​​2023年9月、東京で開催されたツクツク!!!の研修会。
​全国各地から900名の仲間が集まりました。
​休憩時間、最後方から会場を眺めていました。

​ここにいる900名のほとんどの方をぼくは知らない。
​けれど、ここにいるすべての人とご縁で繋がっているんだ。
​会場に来られなかった全国1万以上の仲間と繋がっているんだ。
​ぼくの知らないところでなされているすべての仲間の活動の成果が、
​すべてぼくにも分けられているのだ。

目の前の900人の​動きとエネルギーの圧倒的な現実感に、ぼくは感動しました。

「ぼくはもう、ひとりじゃない。大丈夫。」

自己完結が求められたコンサルティング会社の現場。
​ありとあらゆることをひとりでこなそうとした就農準備。
​そのいずれの時も、ぼくは行き詰まりました。
​でも、ぼくは今、ツクツクに関わるすべての人たちと繋がっている。
​幸福感が胸を包みました。安心感が身体を巡りました。
​​​
​繋がっていたのは、ツクツク!!!の仲間だけではありませんでした。

​ぼくの人生のこれまでの道程もまた、ぼくがツクツク!!!と出会うためにあったのです。
​転職、挫折、失意の中での北海道へのUターン、
​地域おこし協力隊としてのニセコへの移住、
​そしてご縁の先にあったのが、ツクツク!!!でした。
​30代後半の辛かった年月はすべてここに繋がっていました。
そうやって過去の出来事を受入れられたとき、ぼくは挫折を克服していました。

​それが、ぼくに起きた【Life Transition】。
氷が水に、水が水蒸気になり天空に昇るように、
​青虫が蛹に、蛹が蝶になり空を舞うように、
​ツクツク!!!という新たな出会いによって、
​ぼくの環境が変わり、​環境との相互作用によってぼく自身にも変化が起き、
​挫折したときとは別のフェーズ、別の次元に移りました。
​だから過去に起こった良かったことも、苦しかったことも、
​すべてが必要なことだったと肯定できました。

​2023年9月末、ぼくはニセコ町地域おこし協力隊を任期満了で卒隊しました。
​​新規就農を目標に移住した3年前。
​それもすべてはツクツク!!!と出会うためだと理解した今、
​ぼくは新規就農ではなく、ツクツク!!!に専念することに決めました。

合同会社LITRA誕生​​

Life Transitionをあなたに​​​

ぼくにとって、ツクツク!!!は希望の光です。
繋がりと分かち合いが生み出す幸せという光です。

​この事業は、未来の幸せだけを追い求めるのではなく、
​今そのままで幸福であることに、ぼくは感動しています。
​この事業そのものが、幸福を具現化しているのです。
​ぼくはツクツク!!!に関わる全ての人達に繋がり、
​全ての人達によって織りなすエコシステムに包摂されます。
​そしてエコシステム全体の循環運動が、システムに関わるすべての個々に巡ってくる。

​合同会社LITRAは、ツクツク!!!の希望の光を世界に照らす灯台です。
​人々の繋がりと分かち合いの光を、この世界に届けたい。
​その光のエネルギーは、人々のLife Transitionの駆動力となります。

​でもツクツク!!!の光だけでは、Life Transitionは起こりません。
​大海原を航海する者に、岬の突端の光が意味を持つように、
​人生という道程の先に、なにかを求める想いが必要です。

​そのなにかがなんなのか、今は分からないかもしれません。
​でも、なにかが違うという違和感は分かります。

apple社を創業したSteve Jobsはこんな言葉を残してくれました。
​"Have the courage to follow your heart and intuition"

​「あなたの心と直感に従う勇気を持て」と。

​ぼくがひとつ誇れることがあるとすれば、それは自分を譲れなかったこと。
​周りの人にはとても心配をかけました。
​でもぼくの心と体は、もう無理ができなかった。
​ぼくは弱かったから、自分を護ることができました。

​LITRAはそんな現状に違和感を感じている人のためにあります。

​Jobsは先ほどの言葉に続けて言いました。
​"They somehow already know what you truly want to become."

​「あなたの心は、あなたが本当は何になりたいのか、
​ なぜだか分からないがすでに知っている。」

​LITRAはあなたの想いを声にする場所です。

ぼくはエンジニア時代に働きすぎで突発性難聴になり、
​右耳の聴力を失いました。
でも残った左耳であなたの話を聞くことはできます。

想いが言葉になり、それがツクツク!!!の光で具現化できると感じたとき、
​LITRAと共に【Life Transition】を起こしましょう。​​

Life Transitionをあなたと。

合同会社LITRA
​代表社員 加藤亮介