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【おせっかいFP通信】#9 アメリカ最大の盲点は介護費用!

【おせっかいFP通信】#9 アメリカ最大の盲点は介護費用!

【アメリカ最大の盲点は介護費用!】
セカンドライフを楽しく楽(らく)にする!
おせっかいFPのセカンドライフ楽活指南
FPライフ・4Cの入原です。

いつもメールマガジンをお読みくださり、誠にありがとうございます。

先日、アメリカでFP事業を営む日本人女性、オニール清美さんのセミナーに参加しました!
皆さんに是非お伝えしたい「アメリカマネー事情」がたくさんあります。
今回は、最後に「アメリカの介護事情」に関してお伝えしていきます。


【アメリカは介護保険加入者がたったの5%!】
まず、事故に遭う確率と、それに対する保険加入率を見てみましょう。

・火事になる確率  1/24000 → 家の保険加入者85%
・自動車事故の確率 1/2400  → 車の保険加入者87%
・介護が必要になる確率 1/3 →   介護保険加入者5%
(介護理由の第1位は認知症です。)

火災保険や自動車保険に加入する人は多いですが、遭遇する確率はかなり低いです。それに比べて介護が必要になる確率は「3人に1人」と高い確率にもかかわらず、ほとんどの人が介護保険に加入していません。

【介護費用は毎月どのくらいかかるのか?】
では、アメリカで介護が必要な状態になり施設に入った場合、どのくらいの費用がかかるのか、2022年のデータを見てみましょう。

介護費2022年のデータ(1$=156円で計算)
州  月額の中央値  円額(万単位)
・アラスカ    $32,457   506万円
・カルフォルニア $10,088   157万円
・テキサス    $5,279    82万円

一番安いテキサス州でも毎月80万円もの費用がかかります。これほど高額な介護費用は、介護保険に加入していなければ支払うことは不可能だと思います。

しかし、その介護保険に加入している人が5%しかいないのです!

理由として、アメリカは医療費が高いため医療保険を支払うと介護保険まで回らないこともあるかも知れません。多くは在宅で過ごし、家族やボランティアに頼っていると聞きます。
アメリカに住む日本人の方は、介護費用が高いため老後を日本に帰って過ごしている方も多いようです。オニール清美さんは、「始めに介護保険を準備しておくことが大事!」とおっしゃっていました。そして、この「介護」がアメリカの最大の盲点だと心配していました。


【最後にまとめです。】
① アメリカの介護費用は巨額!
② 介護保険の加入率が低すぎる
③ 始めに介護保険を準備しておくことが大事!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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