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【in-transition】整いの弁証法⑭ 出来事という鏡
毎日生きていると色んなことがありますよね。
嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと。
皆さんはなにか嫌なことや辛いことがあったとき、
どうしていますか?
ぼくはこれまで、
そのときの不快な感情を受入れるのが苦手でした。
嫌な気持ち、辛い気持ちが不快だから、
頭でその出来事を解釈していました。
「〇〇だから、こうなんだ!」って。
そうやって、無理矢理自分を納得させる。
でも、そういう捉え方をしていると、
行きつくところは2つしかありませんでした。
自分を責めるか、他人を責めるか。
自分を責めたとき、不快な気持ちは、
自分の心の落ち込みになりました。
他人を責めたとき、不快な気持ちは、
怒りになりました。
結局、不快な感情は残ったまま。
弁証法で捉えると、
自分がテーゼ、出来事がアンチテーゼです。
そして、心の葛藤を解消した状態がジンテーゼ。
さて、自分を責める自分、他人を責める自分は、
ジンテーゼである整った自分に
なっているのでしょうか?
なっていませんよね。
テーゼ、アンチテーゼの
次元の沼でもがいています。
弁証法というものの見方をすると、
人生に起こることには、
すべて意味があると捉えることができます。
人生に起こることは、良きことも悪しきことも、
すべて自分の人生を高めるための学びの糧だと。
だから出来事に良いも悪いもなくなる
超ポジティブ思考が弁証法です。
では嫌なことにとらわれて沼に落ちたぼくは
どうすればジンテーゼに至るのか?
以前、このメルマガで、
美味しいものはすべて
弁証法でできているとお伝えしました。
お寿司の酢飯と刺身のように、
素材同士がそれぞれの良さを出しながらも、
互いを引き立て合って、
新しい次元の美味しさを生み出しています。
であるならば、
人生で起こる出来事は、
自分というものを照らし出す
きっかけなんじゃないかと最近気づいたんです。
酢飯の酸味と香りが、
生魚の生臭さを消して、
ネタの美味しさを引き立てるように、
人生の出来事は、
自分の本質を浮かび上がらせる
スパイスなのだと。
感情は、自分の大切にしていることが、
出来事で揺さぶられたときに動くもの。
出来事と、自分の本質との反応が
感情となって現れます。
そしてその本質は、
自分では意識していない
無自覚なこともあります。
嫌なことが起きたとき、
まずは感情を味わい尽くしてみる。
そして、感情の波が去ったあと、
心を揺さぶった外の出来事に
意識を向けるのではなくて、
自分の大切なことはなんだったのか、
心の内側に意識を向けてみる。
そうして、自分の一面を、
自分が大切にしていることに、
気づくことができると思うんです。
出来事は鏡。
感情は鏡に反射した自分の光。
その光のまぶしさに目が慣れたとき、
鏡には自分の大切なものが映っている。
例えば、他人からおざなりな対応をされて、
不快な思いをしたとき、
すぐにそこで反発したり、腹を立てるのではなく、
じっと不快な思いにが過ぎ去るのを待っていると、
自分はもっと大切にされたいんだなと
気づくわけです。
そしたら、
まずは自分で自分を
いまよりもっと大切にする。
無理してないかい?
疲れてないかい?
毎日頑張ってるね!って
労わってあげる。
そして自分が欲していることを人にする。
自分におざなりな対応をしてきた相手は、
自分が自分をもっと大切にしたいってことを
自分に気づかせるために現われた登場人物。
そうやって、自分を大切にできるようになれば、
もしまた、自分をおざなりにする人が現れても、
心は動じないはず。
でももし、心が動じていたら、
それはもう一度自分を大切にすることに
気づくチャンスになる。
そんな心がけをしていきたいと思った
春の一日でした。
今日もここまでお読み頂き、
ありがとうございました!
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