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【in-transition】整いの弁証法⑬ 「和」の弁証法
LITRAメールマガジン
【in-transition】読者の皆さま、
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
合同会社LITRA代表の加藤亮介です。
今回はみんなでタイムスリップしてみましょう!
行先は、縄文、弥生に続く古代日本の古墳時代。
みなさんご存じの「あの方」にも会えますよ!
それでは、レッツタイムスリップ!!!
ここは九州北部の穏やかな港。
今日も西の彼方から
沢山の人を乗せた船がやってきました。
大陸は三国志の時代。
戦禍から逃れた人たちが、
海を越えてはるばる日本列島に辿り着いたのです。
金属加工や機織り、
文字や法律などの技術を持っていた彼らは、
土地の有力者に重宝されました。
そんな彼らは驚いたことでしょう。
遠くの集落には彼らとは異なり、
がっしりした体格で、彫りが深く、
毛の縮れた人々が暮らしていました。
古墳時代は、現代にも勝る多様性の時代。
縄文系の人たち、北東アジアの人たち、
中国大陸から渡ってきた人たちが
まさに混ざり合った時代だったのです。
姿かたちはもとより、
話す言葉、暮らし方、風習など
様々な人たちがいたはずです。
そんな様々な人たちが暮らしていた日本列島に
中央集権的な国を造る動きが出てきます。
そんな時代に現れたのが「あの人」、
聖徳太子でした。
多種多様な人々という現実=テーゼから、
統一国家という目標=ジンテーゼを
実現するために聖徳太子は
3つのアンチテーゼを
導入しました。
えっ!聖徳太子も弁証法を知っていたのかって?
多分ご存じなかったかと思いますが、
実際に彼がやったことは、
弁証法的に捉えることができるんですね。
目標というジンテーゼを実現するために
現実というテーゼに対して
どのような異質なアンチテーゼを導入するか
というのが目標達成の弁証法です。
では、聖徳太子が国造りのために導入した
3つのアンチテーゼとはなにか。
ひとつめが「能力主義」。
家柄が幅をきかせていたテーゼに対して、
個人の能力に応じて重用するという
アンチテーゼになります。
ふたつめが「仏教」。
出自の異なる様々な人々は
崇拝する宗教も異なっていました。
そこに外来の仏教という、
崇拝の対象が仏像というかたちで
わかりやすいアンチテーゼを導入します。
そして最後が「和」。
なんと「和」というのは
アンチテーゼだったんですね!
いろんな人たちがいるごちゃまぜに対して
「みんなでなかよくやろうよ!」という
アンチテーゼを十七条憲法で導入します。
そして国の名前を「大和」としました。
「大いなる和」という意味です。
中国大陸の王朝から「倭」として
蔑視されていた日本列島に、
「和」の国「大和」が形づくられました。
「日出ずる国の天子」なんて手紙を
中国王朝に送って「わっ!」と
驚かれる国になりました。
以降、日本は「わっ!」と
世界を驚かせる国として歩み続けています。
開国した江戸末期、日本を訪れた外国人は、
陽気で幸せそうな日本の人々に驚いた様子を
記録に残しています。
その後急速な近代化を達成し、
欧米列強と肩を並べる存在となった日本。
戦後の復興も驚異の成長でした。
最近もアニメに代表されるカルチャーで
世界を驚かせていますね。
さぁ、そんな日本にいま、
また新たな世界を「わっ!」と
驚かせるものが生まれ動き始めています。
次回からは弁証法シリーズが
新しいテーマに生まれ変わります。
その名も「ツクツク!!!の弁証法」。
そう、いま新たに世界を驚かせ始めている
「ツクツク!!!」を弁証法の視点で
読み解いていきたいと思います。
乞うご期待!!!
今日もここまでお読み頂き、
ありがとうございました!
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