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【無農薬米田んぼの除草はもうしなくて良くなるかもしれない】
【無農薬米、もう除草しなくて良くなるかもしれない】
自然栽培の米づくりで大きな課題となる「除草」
無農薬の米作りをした事が無い方でも「草取り大変そう…」と、直感で大変さは感じ取れると思います。
(↓↓草対策に失敗した田んぼ)
除草剤を使わずにどうやって草を抑えるか、無農薬栽培に取り組む方々はこれまで試行錯誤してきました。
水田除草専用の機械も、最近では高性能な物も出てきていますが、〇百万円となかなか高額です(^^;)
そんな除草作業、
もしかしたらやらなくて良くなるかもしれません!
【昨年取り組んだ新たな方法】
毎年、自然栽培米作りの研修に参加したり視察に行って研究しています。
その中で凄いお話を聞きました!
『除草ゼロで草が生えない田んぼ』
えっ!?
そんな事できるんですか!?
でも実際出来ているそうなんです。
世の中には凄い方がいるのですね。
20年以上も自然栽培米作りを研究し、確立した栽培方法だそうです。
その方からご指導いただき、ミノリ農産でも昨年取り組んでみました。
『早期湛水深水管理』という栽培管理法です。
【除草労力削減できた】
ミノリ農産の自然栽培米田んぼ3.8町歩中、1町歩で試験栽培をしてみました。
『早期湛水深水管理』を簡単に説明しますと、
『田植え前に1ヶ月ほどの長期間深く水を溜めて、草の生えない土壌環境を作る』
という方法です。
なぜ草が生えなくなるかと言いますと、
長期間水を溜めている間に土の微生物が酸素を消費しながら有機物を分解し、土壌表層の酸素濃度が低い状態になるというのが主な仕組みです。
草の種は発芽と成長に酸素が必要なので、酸素が無い状態を作れば発芽が出来ないという事です。
(かなり省略して書いていますが)
この方法を試した結果、
草が全く生えない田んぼとまではいきませんでしたが、草の生え方をかなり抑える事ができ、除草回数も減らすことが出来ました。
更に、収穫量も増えました!
【この方法を広めていきたい】
自然栽培米作りを始めて14年経ちますが、この栽培法は本当に画期的だと思います。
特別な道具も不要で、誰でもすぐに取り組むことが出来ます。
昨年はまだ完璧には出来ませんでしたが、実際に取り組んでみて、自然栽培の米作りの常識を大きく変える可能性が有ると感じています。
今年は全ての田んぼで実施し、成功率を上げるにはどうすれば良いか研究したいと思います。
そして、自然栽培米作りが誰でも簡単に上手くいくように少しでも役に立つ情報発信が出来れば良いなと思います。
自然栽培はまだまだ可能性がたくさん!
具体的な栽培方法の内容も書いていきたいと思います。
~と言う事で、
自然栽培米作りがすごーく楽になるかもしれないお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございます!
それではまた☆
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自然栽培米、栽培の様子はブログで公開中
・『ミノリ農産ブログ』
https://home.tsuku2.jp/storeBlog.php?scd=0000058002
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