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顔と口の医学 〜その4〜
では姿勢の誤り、特に横寝という「寝相の誤り」によって顔と口の一体型の消化器が
ゆがみ、消化能力が低下するのはなぜでしょうか。
それは「片嚼み」に代表される、左右非対称な「筋肉の使い方の偏り」に起因します。
哺乳類の中でもヒトのみが利き手、利き脚、利き顎があります。
「片嚼み」は正にこの利き顎にあたります。たいていのヒトは右利きで、この場合
利き手だけでなく利き脚、利き顎も「右利き」となります。
筋肉は頻繁に利用する側で引き締まり、利用しない側はポッチャリした外形になります。
そして引き締まって、コンパクトな側に体が引っ張られますからたいていのヒトは右顔
半分を下にして「横寝」をするケースが多くなります。
ただし器用に動くのは右側でも固いものを左で嚼む癖のあるヒトの場合、左横寝になることもあります。
いずれにしても偏った「寝相」が「片嚼み」を原因とすることは間違いありません。