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顔と口の医学 〜その1〜
皆様は歯科治療というと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
「歯が痛くて、穴に物が詰まってうまく食べられない。」
「歯がグラグラ、おまけに歯茎から膿が出て腫れてきた。」
もっともです。さぁ、まずは痛みが止み、腫れがひいたなら少し落ち着いて
考えてみましょう。
歯の痛み、食べにくさ、歯のグラツキであなたは何故歯科治療を受けようと
思ったのでしょう。先の3つの症状がたまらなく苦痛で不快だからでしょう。
でも生死にかかわる問題でしょうか。
たぶんこれはまずい状態だと察知したからではないでしょうか。
私の答えを先に述べます。あなたが歯科治療を受けようと思われたのは、あなたが
哺乳類・霊長目・ヒト科に属するからです。
私の答えは唐突に聞こえるかもしれませんね。
でもこの部位の先述した3つの症状が哺乳類であるヒトにとって、重大な問題であることを私たちヒトは本能的に知っています。
この事実はアナタがお口や歯に対して持つ一般的イメージとは幾分違うかもしれません。
まずは哺乳類の特徴から学びましょう。
次回は哺乳類の特徴と「口腔科」について紹介します。