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6人の子育てで気づいたこと

先週、6番目の末っ子が小学校を卒業しました。

上の子から合計17年間通った小学校を親も卒業。感慨深い、、、

 

6人の子供を育てるという経験はなかなかできませんよね。なので、よく子育てするときに気をつけていることなどを聞かれる機会が今までもたくさんありました。

 

最近、自分はこれだけはこだわっていたなというのがはっきりわかってきたので、今日はそれをお伝えしようかなと思っています。

 

うちは6人もいるから、まず子供をコントロールすることを早々にあきらめました。無理だと悟ったんですよね。これが結果的にはよかったかなと思います。

 

では何を考えていたかというと、、、

 

 

やりたいと思うことを自分で見つけてもらうこと。

 

 

これだけ。

 

そのためにどんなことをやってたかというと。まず、こっちからこれやったら?というのをほとんどしませんでした。まあ、お金が無かったのもあるんだけどね笑。子供からやりたいと言わない限り、こっちから勧めることは、僕はしませんでした。

 

嫁は特に女の子に対して期待があったと思うんですよね。こういうこと自分がしたかったみたいなのをやらせていたような気もしますけどね。

 

僕は、やりたくないことをやらせることがとにかく大変で。子供たちにですよ。お互いストレスだしね。

 

なので、もう最初からあきらめてました。

 

けどね、相手がやりたいと言ったものはやらせるようにしていました。それは途中で辞めてもいいんですよね。やりたいことが変わってもいい。でも、自分の意思で始めることが大事だと思っていました。

 

だいたい子供は単純だからね。小さい頃ほど自分の好きなこと、嫌いなことがはっきりしている。この好き嫌いがはっきりしているというのがすごく大事だと思っていて。

 

大人になるとそれがわからなくなっちゃう人が多い。嫌いなことを我慢してやるような教育も影響しているのかもしれない。

 

でも、大人になってから一番大事なことは、学び続けることだと思っていて。それって、やはり好きなことじゃないとできないと思ってる。好きなことなら、勉強することも勉強と思わないしね。夢中になっているだけだからね。

 

そういう状態で勉強も仕事も取り組むことができたら、最強だなと思ってる。

 

これは好きか嫌いか?っていうのは、自分のセンサーに敏感になることだからね。内観することがすごく大事だと思う。自分のセンサーに敏感になれれば、きっと自分の役割みたいなものにつながることもできるんじゃないかと思っている。

 

今まで子供が大人になる瞬間を感じることがあって。それはだいたい同じ時期だったんですよね。うちの子供たちは高校2年から3年に変わるタイミングね。ここで上3人は全員「今のままでいいのか?」と初めて自分に問いを立てた。そして、僕に質問してきた。

 

まさにこれは、今後の進路が大きく変わってくるタイミング。そして、一つのことに集中して、楽しいでやってこれた学生生活から、社会人になり仕事をしていくことを意識しなくてはいけないタイミングなんだと思う。

 

そこで僕は小さい頃からしていた質問をもう一度するんだ。

 

 

「おまえは将来どんな仕事がしたいの?」

 

 

僕は、この問いを自分にするのが遅かった。大学4年の就職活動の時だった。その時に、もっと早く、周りの大人にこの質問をして欲しかったと思った。

 

僕は子供達に小学校の頃からこの質問を投げかけるようにしていた。もちろん答えはすぐに出てこない。でもそんなの当たり前で、大事なのはアンテナを張り始めることなんだ。

 

一番上の子は小さい頃から英語劇をやっていた。ジャニーズのコンサートも大好きだった。いわゆる舞台、ショーといった世界に触れ続け、その中で仕事をしたいと思った。そして、その世界に入って仕事をしている。入った後に、イメージと違い、そのうちにやめるとも話している。でも大事なのは、自分でそこに行きたいと思って行ってみて確かめたこと。そのプロセス。このプロセス自体を自分で決めたこと。ここに意味があると思っている。そうしたら、仮に思い通りでは無かったとしても、納得して次に進めるんだ。僕はそう信じている。

 

2番目の子は、高校2年生の時に1人でアメリカに短期旅行がしたいと言い出した。アメリカにいる知人を頼って、訪問し、話を聞かせてもらうようにお願いした。行ってきて、とんでもない刺激を受け、その後高3の終わりにオーストラリアに留学できた。

 

3番目の子は、小学校から医者になりたいと言っていた。きっとやりたいことは変わると思っていたが、本当に大学は医学部に入学した。

 

4番目の子は、まさに今高校2年生。これから3年生。変化が訪れるタイミングだ。自分から塾に行きたいと言い出した。試験前に1日も勉強しないやつだから、ある意味奇跡だ。自分のやりたいことは何か?質問責めにするタイミングが来た。変化が楽しみだ。

 

5番目の子は、小学校5年生でほぼ1年間学校にいかなった。その間、1人でABCクッキングにお菓子を習いに行っていた。当時、パティシエになるのが彼の目標だったから。今は、全くそんなことは言っていないくて、今の目標は発明家になること。その目標を語り、志望の高校入学を決めた。

 

6番目。まだ小学校の間は楽しいことをひたすらやればいいと思っている。これから中学校で、当面は高校入学という目標がある。その中で、なぜそこに行きたいのか?これを質問していこうかな。そして、彼女のいいところを教えていってあげよう。自分の進路を決める時、自分のいいところを知ることはとても大事なことだ。何か一つでいいから自信を持たせてあげること。それがあれば、子供たちは自信持って進んでいってくれると思う。

 

こうして書いていて、もう一つ子供達にしていることがあったと気づいた。それは「子供たちはできると信じていること」。これは本当にそうするしかなかったということもあるけど、6人の子育ての経験の中で気づかせてもらったことだ。

 

子供たちは無限の可能性を持っている。だから僕たち大人はその可能性を潰さないように、邪魔しないように、ただそれだけをしていれば勝手に子供は成長してくれるはずだ。そう信じている。

 

玉川広志

 

 

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