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澤元亙氏 講演『ハーネマンのホメオパシー研究の変遷』上映会(4/2 京都)のご案内

こんにちは。

HAJ校長の大久保愛子です。

今回は、4月2日に京都で上映いたします、澤元亙先生の講演『ハーネマンのホメオパシー研究の変遷』上映会のご案内です。

ホメオパス・ホメオパスを目指す学生向けです。
 

ホメオパスが実践において行うケアの哲学と技術は、もちろん、ホメオパシーの創始者ハーネマンの研究成果にその基礎が置かれているはずのものです。

ところが現状は、不思議なことに、ハーネマンの著したホメオパス向けの2大教科書(※)については、ホメオパス養成学校で習ったこれらの「部分的な引用とその解説」を一通り理解するだけにとどまっているホメオパスが少なくありません。

自分自身で教科書全体を深く理解するほど読み込んでいない場合が多いのです。

(※ここでは「オルガノン第6版」「慢性病(第1巻第2版)」を指します)



そうなりがちな理由は想像できますし、またそれは無理からぬこととも思います。

それでもなお、これは非常にもったいないことですし、また、実践での(習った通りにならない、などの)モヤモヤ感をホメオパスが持つことがあるとしたら、その大きな要因となっている可能性もあるでしょう。

どんな学問・技術であっても、「第一人者による」「一次資料」に当たることがその理解の最も大切な出発点です。

そこを充足しないまま先に進もうとしても、足場を固めないまま踏ん張るようなもの。



ハーネマンは生涯にわたって心血を注いで研究と改良を積み重ねていました。

その全貌をホメオパスなら、ホメオパスを目指す学生なら、できるだけ正確に、深く理解しておきたい。

その基礎があってこそ、自分の実践をしっかりと検証できるし、未知の状況に遭遇したときに道を切り拓くための手がかりも見つけやすくなるでしょう。


ハーネマン以来、多くのホメオパスが様々な方法を試しながら実践を積み重ねてきました。

その実践の積み重ねは非常に貴重で、そこから学ぶべきことがもちろんたくさんあります。

ただ、その「ハーネマン以降の積み重ね」を生かすためにも、今一度、始祖ハーネマンがどこまで辿りついていたのか、何を試みようとしていたのか、しっかりと理解してみませんか?


そのために、澤元亙先生の今回の講演上映会に参加していただくことが、きっとお役に立てると確信しています。

澤元亙先生は、ご存知のように、ハーネマンの2大著書「オルガノン第6版」「慢性病(第1巻第2版)」を原書(ハーネマンが書いた古典ドイツ語)から直接日本語に訳していらっしゃいます。

しかも、澤元訳の「オルガノン第6版」の本文中には、その記述がオルガノンの第何版で登場したものかなどを示す版の番号が付されているので、ハーネマンの研究や問題意識の流れが非常にわかりやすい作りになっています。

また、澤元先生は、伝統的に多くのホメオパスが読んで来たケントの『ホメオパシー哲学講義』(ホメオパシー出版)も訳されています。そのため、ハーネマンとケントの病気の捉え方の違いも深く理解されています。

その澤元亙先生の解説だからこそ、3時間という時間的制約の中でも、ハーネマンの問題意識を追いながら、生涯にわたる研究の変遷・発展の流れを的確に俯瞰することが可能となっています。


『ハーネマンのホメオパシー研究の変遷』の内容:

1.ハーネマンの生涯

2.『オルガノン』の概要

3.病気の分類と『慢性病論』

4.ケント著『ホメオパシー哲学講義』



◆質疑応答タイム

今回は昨年9月に東京で開催された講演上映会ですが、上映後は澤元亙先生にオンラインでご登壇いただき、質疑応答をしていただきます。

澤元先生からも「普段はなかなか接触できないホメオパシーの実務家の方のお声に触れられて、たいへん嬉しい機会」とのお言葉を賜っています。



◆懇親会

講演上映会後に近隣のお店で参加者の懇親会(希望者のみ)もございます。

新しいホメオパス仲間と知り合い、あるいは再会し、顔を合わせて親しく情報交換できる貴重な機会ですので、ご都合のつく方は是非ともお運びください。


なお、今回の京都の上映会は、Cherishホメオパシー研究所(旧・クラシカルホメオパシー   チェリッシュ)さんとの共同開催となります。

代表の二村まゆみさん(まろんさん)は、会場探しをはじめ、実現に向けて労を惜しまず動いて下さいました。


ホメオパス同士がもっと連携して、知りたかった情報を得て行こう、それを実践に活かして行こう!!との志を共有する仲間として、とても頼もしく、また深く感謝しています。(まろんさん、本当にありがとう!!)



■詳細
日程:4月2日(日)

タイムスケジュール(予定):
12:30(開場)
12:45 開演、講演上映
16:00 澤元亙氏への質疑応答(オンラインでご登壇いただきます)
16:30(閉演)
16:45(閉場)     

会場: 京都駅 徒歩5分
   *お申込いただいた方にご案内メールをお送りいたします  

対象:ホメオパス・ホメオパス養成学校の学生

主催:HAJ(ホメオパシーアカデミージャパン)
   Cherishホメオパシー研究所 


講演上映会後は、ホメオパス同士で交流を深める懇親会(別途申込必要)を企画中です。
上映会にお申込いただいた方に、後日詳細をご案内いたします。



■講師プロフィール
澤元亙氏
1965年生まれ。明治薬科大学・防衛医科大学非常勤講師。
博物誌・医学書の古典翻訳に従事。


■お申込はこちらから
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/80253210426201



では、春の京都で皆さまにお目にかかれますことを、心待ちにしております!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



文責:HAJ校長 大久保愛子

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