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メールマガジン バックナンバー
二拠点生活はじめます
これは新しく生活を始める拠点として環境整備を進めている場所から見える景色。僕にとってはなつかしくもある景色。
先日も書きましたが、親父が最近歩くのもままならなくなってきているので、来れる時は来て一緒に生活する時間を増やそうかなと思っている。そう。これは実家のマンションから見える目の前の公園なんです。
この間は20年以上ぶり?くらいで実家で寝てみて、なんとも言えない感覚でした。
男って、結婚して家を出たりしてると、盆暮れくらいは兄弟含めて集まったりすれど、泊まっていくなんてことはなかったからね。
このメルマガも親父が横にいるところで書いている。
👆これ親父。この間、みんなにプレゼントしたオーガニックドライフルーツの他の種類も含めて持っていったら、うまいと食べてくれてる笑。
親父は昭和13年生まれ。今年で85歳になる。これくらいの歳の父親って口数少ないですよね?僕も小さい頃、親父と二人で会話した記憶とかほとんどないもんね。何か話しかけてもまともに答えが返ってくるイメージがない。
今も基本何も話さないんだけどね、たまに会話することもあって、それが結構笑える。
親父「スパシオは今なにやっているんだ?」(家の壁に飾っている孫たちの写真を見ながら僕に話しかけてくる)
👇壁にかかっている写真はこれ。「スパシオ」とは弟の長男でTシャツにSpazioとは入っている。もう孫たちの名前は区別がつかなくなっている笑
僕「あー、リンタロウね。今年就職活動だよ」
親父「あー、そうか」「あいつはどうしているんだ?」(写真に指を差しながら)
僕「え?どれ?(写真を指差しながら)これ?(弟の次男を指差して)」
親父「そうそう。エイタロウ」
僕「違うよ、ソウタロウだよ。台湾で野球やっているよ。この間動画見たよね?」
親父「あー、そうだったな。今年卒業か?」
僕「いや、去年の9月にいったばかりだからまだ大学1年生だよ」
親父「あー、そうだったな笑」・・・「それでヒビキは都立に行くんだろ?」
僕「ヒビキは都立行っているよ」
親父「ん?・・・今年高校受験だろ?」
僕「あー、それはショウタね笑」
とまあ、こんな感じで全く話がちゃんぽんになっている笑。それでも内科的な病気は抱えずに、自宅で過ごすことができているのは幸せなことなんだと思う。子どもとしても感謝ですよね。
親父が歩くのがちょっと怪しくなってきたのが80歳になる辺りだった。それから少しずつ、確実にいろんな機能が低下しているのがわかる。
この間は転んで入院し、退院してからは介護ベットを入れた。ベットは乗り降りが楽になったみたいで、親父曰く「(ベットが心地良すぎて)起きたくない」と言っている笑。ベット入れる前はいらないとか言っていたのに、わからないもんだ。
親父にとっても初めての体験が今も増えているが、僕にとっても初めての親の老化に向き合う経験だ。せっかくだから、これも経験と思って楽しもうと思っている。
親父は歳とってから表情が柔らかくなった。自分が物忘れが激しくなってきているのも笑い飛ばしている。元気なうちにいろんな話をしておこう。何気ない会話を。一緒に暮らした記憶をもう一度作ろう。そう思っている。
いずれ親父が死んじゃった時に、遺影にできるかなと思うくらいよく描けた似顔絵がこれ。エイタロウ作。
うますぎる笑。
玉川広志
P.S.今週はセミナーウイーク。お会いできる方、楽しみにしています。
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1/26重曹勉強会@鵜の木(残2席)
1/27オンラインスキンケアローションセミナー(募集終了)