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配信終了、作り手たちからの感謝!

「1/10 Fukushimaをきいてみる」シリーズ監督の古波津 陽です。今号は#9です。

ついにアーカイブ配信が終了しましたね。

映画はいかがでしたでしょうか?


先日の登録第2弾キャンペーンでは新たに百数十名の方々が反応して、ご登録下さいました。
よくぞ駆け込んで下さいましたね。ありがとうございます。
すでに映画をご覧くださった方が、知人・友人にお声がけするという形でこの配信を応援をしてくれたケースも多かったみたいです。
よくぞ紹介して下さいましたね。本当にありがとうございます!
おかげさまで最終2日の再生回数は200回を超えました。


個々人で見る配信を「いい上映会」と呼ぶのもちょっとヘンですが、そんな皆さんのご協力のもとで一体感のある「いい上映会」ができました。
本当に感謝しております。またオンラインでのご寄付も11万円を超えました。
重ねてお礼申し上げます。大切に使わせていただきます。




さてさて、今号では、「お馴染み」の顔になってもらっていたら嬉しい、シリーズ聞き手の佐藤みゆきさんから、感謝のメッセージをご紹介させて下さい。私に負けず、熱い長文です。





また、皆さんが映画では見ることのないシリーズの組み立て役、10年間一緒に映画を作ってきた「編集マン」という役割のナイスガイ・伊藤了太くんからもお礼のメッセージがあります!ご紹介させて下さい。


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【佐藤みゆきより】



1/10 Fukushimaをきいてみるのメルマガを登録してくださった皆様へ


皆様、こんにちは。
【聞き手】をしております佐藤みゆきです。
この度は、メルマガにご登録いただきありがとうございます!


『1/10 Fukushimaをきいてみる』の動向を気にかけてくださったり、応援してくださったり、楽しみにしていてくださる方がこんなにいらっしゃるのかと思うと、とても心強い気持ちです。


2022年版はいかがでしたか?アンケートは書いていただけましたか?
私もしっかり読ませていただいております。
貴重なご意見、ご感想、本当にありがとうございます。


10年前、古波津監督とほぼ初対面で始めたこのプロジェクト。
「この先10年女優を続けているかもあやしいけれど…」とお引き受けした【聞き手】という役割。
今まで続けることができて本当に良かったと、今改めて感じています。


2013年当初、今のようなスタイルで毎年1本の映画にまとめて上映するということも決まらないまま、福島に行ってお話を聞く撮影をスタートしました。
お話を聞かせていただく【語り手】さんの震災の記憶も新しく、震災で受けた傷はまだまだ生々しく、お話していただく中で涙を流されたり、辛い記憶を掘り起こしてお話ししていただくことがほとんどでした。


私も受け止るものが重く深くて、「語り手さんに、辛い記憶を無理やり思いさせてしまっているのではないか」「こんな事を聞いてしまっていいのだろうか」と辛く感じてしまっていました。


しかし【語り手】さんから取材後に「忘れていた大事な想いを思い出すことができた」「話すことで考えが少し整理された気がする、ありがとう」とおっしゃっていただき、【語り手】さんにとってもこの取材が意味のあるものだと分かり救われました。


そして…2013年の初めての年末上映会。
震災から2年経って始まった、この一言では説明しにくいわかりにくい企画の映画上映に、どれくらいの方が来てくれるのか不安で迎えた当日。なんとお客様が会場から溢れ、立ち見や舞台袖からも観ていただく程たくさんいらしてくださいました!


観ていただいた方々に、【語り手】さんの中に「福島のことをみなさんがどう思っているのか知りたい」と不安に思っている方がいること、アンケートに書いていただいた感想やメッセージの言葉をまとめて【語り手】さんにお届けすることを伝えたところ、たくさんの熱い言葉が集まり、観ていただいた皆様と【語り手】さんの往復書簡のようなやり取りのスタートにもなりました。


2013年の上映会を観てくださった方に、私達は「このプロジェクトは10年続きます。10年間よろしくお願いします!」と語気を強め、鼻息荒めにお願いしました。
すると、観てくださった方々が口々に「10年観に来るからね」「来年も来るからね、頑張ってね」と声をかけてくださいました。
それがどんなに嬉しく、励みになったことか…


こうして待っていてくださる方がいる。そのことが、私のこれまでのモチベーションになりました。
心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。


さて、年々見続けていくうちに「親戚のような気持ちになってくる」と言っていただくことも多いこの『1/10 Fukushimaをきいてみる』。
今年も皆様にお届けするために、お話を聴いてみて、様々な風景を見てみてこようと思います。


近年は「知る支援」なんかではなく、福島から私たちが大切な「学び」を得ているなと感じています。
私の生きる糧になり、仕事の指針にすらなっています。皆様にとっては、どんな役に立っているのでしょう。聴いてみたいです。


そして、今年は10年目の『1/10 Fukushimaをきいてみる2023年版』を作るのはもちろん、古波津さんと来年からの活動についても話を詰めていくことになります。
みなさんの役に立つような、繋がって、広がっていくような、そんな何かになれたらと思います。


これからも、取材の様子や、上映のこと。他にもさまざまな情報を発信してまいります。
どうぞあなたの糧にいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。


繋がってくださったことに、
心からの感謝を。


佐藤みゆき



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【伊藤了太より】


「1/10Fukushimaをきいてみる」をご覧いただきありがとうございます!
2013年版から編集を担当しております、伊藤了太と申します。


語り手の方々の声を、想いを、できるだけ削ぎ落とさずに紡いで映画として編集し、見てくださる方にお届けするということを続けてきました。
「編集をする」ということは、編集マンや監督の意図が入り込むという可能性を孕んでいます。


意図が入ることは決して悪いことではありません。その作品の色として大切なことであったり、作り手側が伝えたいことを表現するためであったりと、むしろ通常の映画には必ず存在しているものかもしれません。


しかし1/10はなるべくそれをしない、「編集をしない編集」を目指してきました。
語り手の方の言葉がよりストレートに、鋭く強く皆様に届くことを願っております。


そしてこの映画が出発点となって、何か考えたり行動したり、唐揚げ食べながら話したりに繋がれば嬉しいです。


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ということで、このシリーズは、この2人の才能と尽力があってこそ成り立っています。
それぞれ本業の女優と編集マンで大活躍中。作品が世に出るときはこのメルマガでもお知らせさせていただきますので、ぜひエールを!

私も、素晴らしいセンスの持ち主である2人の活躍を、誰よりも楽しみにしている1人です。


いつも超長文にお付き合いいただきありがとうございます。最後まで読んでもらっているのでしょうか?


古波津 陽


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ここから下は恒例のお願いです。


皆さま、こちらのアンケートにご協力をお願いいたします!

特別映像をご覧になった方がいらっしゃったら、ぜひそのご感想も欲しいなあ、などと思っております。



http://bit.ly/3CalbZa


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「1/10 Fukushimaをきいてみる」を応援したい!と思ってくださったあなたへ。
オンラインでご寄付を受け付けております。このプロジェクトならではのお礼を3種類ご用意しました!



❶「1/10 応援手ぬぐい」¥2,970
https://ec.tsuku2.jp/items/02101321832521-0001
べんがら泥染め「1/10」ロゴ入り手ぬぐい。手染めの優しい風合いが人気です。


❷「1/10 応援チケット(¥1,000)」特別映像あり ¥1,000
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/20293421020216
本編に登場した平岡雅康さんの未収録インタビュー映像。
ウクライナと福島の関係を時計にしました。


❸「1/10 応援チケット(¥3,000)」特別映像あり ¥3,000
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/22221112290260
佐藤みゆき実家近くの麦畑は放射性廃棄物置き場になりました。
その後の様子を父・進さんと見に行きました。本編未収録映像。


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