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ロゴデザイン・ちょっと待って!その前にやることがあります
いきなりロゴを作ろうとしていませんか
ロゴはビジネスの中で大切な要素であるのですが、作る前にやらねばならない重大な要素があります。
これからビジネスをしていく上で、商品作り、店舗デザイン、ホームページ、チラシ、カタログなどいろいろなアイテムを決定していかなければなりません。
これらを決定する上で影響を与える重要な基盤を作っておく必要があります。
ビジネスを始める、または続行するにあたり、この基盤となるコンセプトを描くことが、ロゴを作る前にやっておくことです。
コンセプトとは
コンセプトは英語の「concept」をカタカナ読みした言葉。
英語の「concept」には概念・思想・発想を意味します、英語での意味を保ちつつ、日本のビジネスシーンで多様に活用されている言葉なのです。
日本のビジネスにおいて使われる場面は、広告・作品・店舗・料理など「意図のある制作物」を創る際に「ベースとする考え方・構想」「既成のものにはない新しい考え方」や「特別な価値」のことを言います。
もう少し分かりやすく言うと、「全てがブレないような一貫した考え」です。
なぜコンセプトは必要か
流行に乗って商品が売れるのは当たり前のことだけれど、なにもブームが起きてないジャンルの商品を成功させることができる一つがコンセプト作りです。
⚫︎コンセプトは商品の必要性を明確にする
コンセプト作りにはまず、「いつ」「どこで」「何を」「なぜ」「誰に」「どのように」と考えることで、その商品が必要かを考えることです。
たとえば、若者にはどんなに嬉しい商品も、年寄りにはまったく意味がないものもあります。
ビジネスは「需要と供給」で成り立ちますので、まずは「需要があるのか」を知る必要があります。需要がなければどんなに優れた商品でも売れません。まずは需要があるのかを知る必要があります。
さらに需要があっても他と同じものであれば、価格競争に巻き込まれます。その商品の強み、独自性などを明確にして行くことが、コンセプト作りの過程で必要なことで、それがその商品の必要性をハッキリさせます。
⚫︎商品を創るときにブレがなくなる
ビジネスを行う上で発生する様々な事に対して、終始一貫した考えを持っておくことで、余計なブレを回避することが出来ます。つまり的確な仕事ができるようになり、迷わずにワークを進めることができます。
明確化された方向性により集めるべき見込み客が明確になり、記憶に残りやすくなります。それはつまり、お客様に選ばれるということなのです
⚫︎強みがハッキリする
コンセプトは「顧客にあなたをどうイメージして欲しいか」を明確化したものであり、あなたを他と差別化するものです
つまりコンセプトがあれば強みも見えてきます。強みが鮮明になれば、販売時の強みとなります。
コンセプトの作り方
コンセプトの作り方はいろいろあるのですが、いくつかのポイントをお知らせします。
ポイント① 見込み客の現状とその悩み
最初に集めるべき情報は、「見込み客は誰か」という情報と、その見込み客が持つ「悩み」をまとめるのです。
「誰にどのような価値を、どのような形で提供するのか」を明確にする
誰のためなのかが明確にならなければ、誰にも届きません。そのため見込み客は多くの人を対象にするより、できるだけ絞ったほうが良い、絞りすぎるとお客様が少なくなると思われるかもしれないけど、多くを対象にすると漠然としすぎ、自分のことと思われなくなり、商品を選んでもらう確立が低くなります。
誰にでも喜ばれるモノは誰にも喜ばれないモノになりかねませんし、価格競争に巻き込まれてしまいます。
次にななたが商品を届けたい人はどんなことで悩んでいるか、を知ることです。商品に対する不満、業界の不満、お店の不満、販売員にたいする不満など、なるべく多くの問題点をだしてみることです。
ポイント②お客様がなりたい未来は
次はお客様がなりたい未来を明らかにすることです。お客様がどんな未来になれば心地よいのか、幸福感を感じるのかを考えます。それにはポイント①で出した不満、不安などが意味をもってきます。不満の逆は望む未来なのです。
要するに、あなたの商品がお客様の未来をこんなふうにする、と明らかにすることです。
ここで大切なことは、抽象度を低くすることです。商品を使うと楽しいとか幸せになる。など漠然としたことでなく具体的に何を得られるのかを鮮明にすることが大事です、具体的なほどお客様に届きます。
ポイント③ノウハウはなんですか
3つ目はノウハウです。
見込み客が持っている不満、それを解決してお客様が得られる未来に対して、あなたはどんなノウハウがあり未来を実現できるのか、ということを明確にします。
お客様にとってこんな未来をこれで実現してもらえるノウハウを示すことで、お客様の心を捉えることになります。
以上のポイントを押さえた上でコンセプト作りを行いましょう。