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【ぽのヨガ便り#manabi】睡眠と体温、ホメオスタシスの凄さ
おはようございます!ぽのヨガのユキコです。いつもぽのヨガ便りをお読み頂きありがとうございます。昨日は何時間くらい眠りましたか?
昨日のメルマガで書かせてもらった、2017年に初版された《スタンフォード式 最高の睡眠》西野精治・著を参考にしながら睡眠についての話を今回も少し追記しようと思う。
この本の中では「眠りのスイッチ」は2つあり「体温」と「脳」だと書かれている。子供達が赤ちゃんの頃、手足が温かくなってきたからそろそろ眠くなってきたのかな?と何気なく察していた。自然と身に付いていた眠気を察する体温の感覚は間違っていなかった。
というのは、入眠時に手足の皮膚温度を上げて身体の内側の熱を逃がす熱放散をおこし、深部体温を下げることで眠りやすくする。よって皮膚温度と深部温度の差を縮めることが睡眠時には大切なのだそうだ。手足が温かくなったら眠りのサイン。手足が冷える方も熱を逃がしてから靴下を履いたりするのがいいそう。この本にはもっと詳しく入浴や睡眠までの時間の使い方など書かれていますので、知りたい方は読んでみてくださいね。
人間や哺乳類は恒常性(ホメオスタシス)という性質をもっている。脳の視床下部が司令塔になって、外気温が40度だろうが氷点下だろうが体温を一定に保とうとする仕組みがある。暑いときは汗が出て熱を下げるし、寒いときはカタカタ身体を震わせて熱を作ろうとする。これを自動的に身体が行っているのだから、人間の身体にはすごい仕組みが備わっているとしか言いようがない。平熱36.5度の人が発熱時39.5度になると差は3度程だが、外気温の何十度の差に比べたら、どれだけ体内で恒常性を保っているか分かる。
質の良い睡眠をとるために、覚醒時である一日の2/3をどう過ごすかが鍵になってくるが、以前に院長がお話しされていた「ほどほど」の言葉を思い出した。動きすぎても動かなすぎても足はむくむそう。眠りすぎても眠らなすぎても、欲張りすぎても欲が無さすぎても、食べ過ぎても食べなさすぎても、この自然に身についた日本人的な腹八分目感覚・・・。日本語には中間をとる「ほどほど」という丁度いい言葉があるから、日本人は感覚的にバランスを取ることが得意かもしれない。
ヨガ哲学でもほどほどが大切と似た考え方の「サントーシャ(足るを知る)」という教えがある。今ここにあるものに満足し感謝し、不要かもしれないものを手放すと本当に必要なものが見えてくる。もしかしたら本質はほどほどの中に見つかるかもしれません。最後までお読み頂きありがとうございました。ヨガしにいこうかな~と思ったら、ふらっと遊びに来て下さい!では、光を浴びてよい一日を~
ぽのよが*ユキコ
★土曜11:00~昼ヨガオンラインクラス
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★木曜10:15~三輪ヨガオープンクラス
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